「蓄膿症は鼻うがいでスッキリ改善!鼻うがいのただしい作法(前編)」では、蓄膿症のための鼻うがいの効果についてご紹介いたしました。
後編では、 蓄膿症 での 鼻うがい を安全におこなう方法についてご紹介いたします。まちがった方法でおこなうと危険な鼻うがいですが、正しい方法で行えば蓄膿症の予防や改善のために効果的なことは間違いありません。
蓄膿症は鼻うがいでスッキリ改善!鼻うがいのただしい作法(後編)
鼻うがいは正しい方法で安全かつ効果的に!
鼻うがいの正しい方法は以下のとおりです。
鼻うがいをするときはまず専用の洗浄液を用意してください。洗浄液は市販で売られている物もありますが、生理食塩水を作ることで洗浄液の代わりに使用することができます。
生理食塩水を作る時は25~30℃程度のぬるま湯を使用してください。生理食塩水は水200ccに対して塩1.8g、濃度が0.9%の食塩水のことをいいます。
生理食塩水は体の浸透圧とほぼ同じ浸透圧のため、鼻から吸い込んでも痛くならず、また、鼻の粘膜を傷つけることも少ないので安全かつ楽に鼻うがいを行うことができます。
ただし、水道水をそのまま使用すると細菌やアメーバが鼻に侵入することがありますので、使用する水は必ず一度お湯を沸かし、熱で殺菌した状態のものを使用してください。また、雑菌が繁殖すると危険ですので、生理食塩水の作り置きはしないでください。
洗浄液か生理食塩水を準備したら次は容器を用意してください。容器は専用のものもありますが、ドレッシングやソースなどの細いノズルのついている容器のように鼻に差し込みやすいものであれば使いやすい物を選んでいただいて大丈夫です。
洗浄液と容器を準備したらいよいよ鼻うがいのスタートです。まず、洗浄液を流し込む方の鼻を上にし、鼻水が流れ出る方の鼻が下に来るように頭を傾けます。その体制のまま上になっている鼻の穴から洗浄液を入れて行き下になっている鼻から出していきます。これを左右両方の鼻で行います。
1回の鼻うがいで左右の鼻を交互に3~5回程度行うと異物の排出がされるので、鼻からしっかり洗浄液を出し切ってから軽く鼻をかんで終了です。
鼻へ入れた容器は清潔さを保つためにも使用後はしっかりと洗浄しましょう。
まちがった方法でおこなうと危険な鼻うがいですが、正しい方法で行えば蓄膿症の予防や改善のために効果的なことは間違いありません。正しい方法をしっかりと覚えて辛い鼻づまりや不快感とさよならしましょう。
まとめ
蓄膿症は鼻うがいでスッキリ改善!鼻うがいの注意点と正しい方法(後編)
鼻うがいは正しい方法で安全かつ効果的に!