皆さんは 足が痛い とき、原因に検討をつけますか。歩きすぎか運動不足、もしくは睡眠不足でよく休めていないからでしょうか。
それにしては休みの翌日も痛いし、ウォーキングして鍛えても痛いとなるとお手上げ状態です。 原因不明 ほどストレスが溜まることはありません。ほかの心当たりを検討してみましょう。
とにかく足が痛い!原因不明こそ病院へ!!
足以外の間接原因
まずは「冷え性」であることが考えられます。冷え性の方は関節も冷えて固まっていますので、関節を動かすと血流が良くなり全体がやわらかくなります。週に1度ウォーキングをするよりは、毎朝室内でラジオ体操をするほうが効果があります。
からだ全体が温まり、良い運動になりますし、お天気に左右されることもありません。ラジオ体操の後に、冷たいフルーツジュースなどを一気飲みするのは控えましょう。あっという間にからだが冷えてしまいます。常温の麦茶やお水が良いでしょう。
もう一つは「加齢・老化」のよるものです。痛い=衰えが始まったと捉えます。疲れやすく、足が重く、むくみがとれない、この状態が通常になってしまい何年も続くと、このままの人生を受け入れようとあきらめてしまうかもしれません。
しかし、同年代で自分より驚くほど元気で見た目も若い方々をみてください。何が違うのでしょうか。いちばんは歩き方ではないかと気づきませんか。正しい歩行というのはそんな簡単に身につくものではありません。
足首や膝をできるだけ曲げずにつま先から着地すると同時にかかとを上げます。これで1本の線の上を歩くように意識すれば後ろ姿はマイナス20才もお世辞ではありません。継続して努力すれば、必ず報われます。
足のバランスが悪い?
外反母趾や足裏にタコがあると、足にはかなりの負担になります。外反母趾はハイヒールやサンダルを履く機会の多い女性が多く発症するイメージがありますが、最近は先のとんがった細いブーツを履く男性も増えたことから、男性の患者さんも珍しくなくなりました。
おしゃれに我慢はつきものとはいいますが、健康を損ねるほどの忍耐をからだに強いるべきではありません。膝関節や股関節、関節周辺の筋肉に不自然なダメージを与え続けて、運の悪いことに一生足を引きずって歩くことになっては悔やんでも悔やみきれません。
必要のないときはスニーカーを履いて大股でガシガシ歩き、足を鍛えましょう。きっとハイヒールを履いたときの歩き方もスマートになります。靴に負けない足をつくってから、おしゃれをすれば良いのです。
むずかしい病気の可能性も
歩いていないときや安静にしていても一向に痛みが治まらない場合は、血栓のようなものができているのかと心配する方もいらっしゃることでしょう。
「急性動脈塞栓」は、動脈が突然詰まってしまう病気です。詰まった部分から先へは血液はほとんど流れてきませんから、各組織の機能はみるみる低下します。場合によっては意識を失います。一刻も早く病院へ行きましょう。
前触れとしては、手足が急に痛くなったりあるいは感覚が鈍くなったり、動かしにくくなったり肌の色が蒼白になったりします。
また、「閉塞性動脈硬化症」は動脈硬化で大血管が慢性的に塞がってしまい、足や腕の血管が詰まったり細くなったりします。循環障がいを引き起こし、手足が冷たい・しびれるという軽度の症状がまずあらわれます。
次の段階では痛みで歩けなかったり、休むと歩けたりといった症状が出ます。このときに病院へ足が向けば医師のお説教もまだ短いでしょう。
まだ様子見していると、手足が刺すように痛くなったり皮ふの壊死が始まります。治らないことはありませんが時間がかかり、その間にもどんどん広がっていきます。ふつうの筋肉痛であれば「しびれる」という症状はまず出ませんので、一度早めに病院で診てもらうと良いでしょう。
まとめ
とにかく足が痛い!原因不明こそ病院へ!!
足以外の間接原因
足のバランスが悪い?
むずかしい病気の可能性も