誰しも 足首のむくみ は経験したことがあると思います。一時的なむくみであればあまり心配する必要はありませんが、慢性的にむくみが続く場合は病気のサインかもしれません。
そこで今回は、足首のむくみが起きる原因とその対処法についてまとめました。
病気のサインかも!?足首のむくみの原因と対処法
むくみが起きる仕組み
むくみが起きるのには、血液の循環が大きく関係しています。
私たちの体で不要となった水分は、静脈やリンパ管に入り再び体内を循環するようになっていますが、何らかの原因でこの静脈やリンパ管がうまく流れずに、戻ってくるべき水分が溜まってしまっている状態がむくみです。
足首のむくみが起きる原因
足首のむくみが起きる原因について、まとめました。
血液やリンパの流れが悪い
ブーツや靴や下着などによる締め付け、立ちっぱなし座りっぱなしなど長時間同じ姿勢を保っていると足はむくみやすいです。
また普段から運動不足でふくらはぎの辺りの筋肉が衰えていると、血液やリンパの流れが悪くなっていると足首がむくみやすくなります。
水分バランスが乱れている
余分な水分が体内に溜まると、体はむくみます。塩分やアルコールを摂りすぎると、血液中の水分が増えてしまうので、摂取量には注意が必要です。
心不全
足首のむくみの他にも、息切れや動悸などの症状もあれば、心不全の可能性があります。心不全になると、心臓のポンプの働きが弱くなり、全身へ血液を上手に送ることができません。そのため足などに水分が溜まりやすく、足首もむくみやすくなります。
下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)
下肢静脈瘤とは、足の血管が瘤(こぶ)のようにふくらんだ状態のことを言います。症状が悪化すると、皮膚が破れてしまうような症状が出たり、湿疹ができたりする場合があるので注意が必要です。
肝臓の病気
血管内で水分を保つ「アルブミン」という成分があります。この成分は、肝臓で作られますが、何らかの原因で肝臓が弱っていると上手に生成されずに、むくみの原因となってしまうのです。
腎臓の病気
腎臓の機能が弱っていると、体の水分を尿として排泄できなくなり、むくみの原因となってしまいます。
むくみの対処法とは
足首のむくみは、深刻な病気の可能性もあります。通常は一過性のむくみの場合が多いですが、慢性的に続いているむくみや、他の症状も伴っている場合には、早めの医師の診断を受けることをおすすめします。
一時的なむくみの場合は、以下の対処法を試してみましょう。
足を高くして横になる
枕やクッションなどを足の下に置いて横になりましょう。10cmほどの高さが出るものを選ぶと良いです。
下着や靴下などで締め付けすぎない
寝る時は下着や靴下を脱ぐのもおすすめです。血液やリンパの流れが良くなります。
適度な運動をする
ウォーキングやストレッチなど軽めの運動を取り入れることで、血流やリンパの流れがスムーズになり、むくみを解消することができます。
塩分やアルコールの摂取を控え目にする
塩辛いものを食べるとのどが渇くように、塩分やアルコールを摂りすぎると、体の中に水分を取り込もうとしてしまいます。余分な水分として体に溜まってしまう可能性があるので、注意しましょう。
お風呂につかる
忙しいとお風呂につかる時間すら勿体ないと感じてしまいますが、温かいお風呂につかることで、血液やリンパの流れが良くなりむくみ解消につながります。
マッサージをする
クリームやオイルをつかって、マッサージをするのもおすすめです。足のつけねにはリンパ節があるので、リンパ節に向かって足をなでましょう。左右10回程度がおすすめです。
足先を動かす運動を取り入れる
立ち姿勢や座り姿勢が長時間続くような場合もあるかと思います。立っている場合には、足首を回したり、座っている場合には、つま先をあげたり伸ばしたりするような運動を頻繁に行いましょう。
足先を動かすだけで、ふくらはぎ辺りの筋肉が刺激され、血流やリンパの流れが良くなります。
まとめ
病気のサインかも!?足首のむくみの原因と対処法
むくみが起きる仕組み
足首のむくみが起きる原因
むくみの対処法とは