皆さんは 足裏 が つる と、どうされていますか。痛みをガマンして治まるのを待ったり、ガムシャラに動かしてみたりしてその都度対処している方も多いことでしょう。
その際、なぜ足がつってしまったのか考えてみると予防することができますし、病気の早期発見にもつながります。
使いすぎとは限らない!足裏がつる原因とは?
からだ全体のエネルギー不足
慣れない靴を履いて歩いていて足がつることももちろんありますが、そうではないときにも度々つる場合は何らかのからだのサインである可能性が高いです。
一つは筋肉疲労です。スポーツの練習を頑張りすぎたり、ジョギングなどを急に始めたりすると筋肉は疲れてしまいます。
疲れて頭が回らないことがあるように、筋肉も疲れると神経との連携に支障が出て筋肉が緊張します。すると足をつったり、けいれんを起こすことがあります。
二つめは水分不足です。体内の水分が少なくなってしまうと血流が滞ります。ほんの一時的に水分不足になるくらいはそれほど問題ありませんが、常に水分不足気味になると筋肉に栄養が行き届かなかったり、電解質のバランスが崩れてしまい足がつることがあります。
水分は炭酸飲料や甘いジュースなどよりも、お水や麦茶のほうが良いです。三つめは栄養不足です。電解質にはカルシウムやナトリウム、カリウム、マグネシウムなどがあります。これらは栄養素としてはもちろん、筋肉の働きを調整するために欠かせないものです。
しかし外食やインスタント食品、コンビニ弁当などが多くて栄養バランスが偏っていたり、汗をかくことが多いと電解質のバランスが崩れます。そうなると水分不足と同様、筋肉が正常に働かなくなり、特に土踏まずや足の指をつりやすくなります。
やさしくない病気の前兆
栄養不足になると風邪をひきやすくなることがありますが、そんな生易しいものではなく、動脈硬化や下肢の静脈瘤、肝臓の病気や糖尿病などの初期症状として足がつることもあります。
特に40代以上の方は頭に入れておくと良いでしょう。なかでも喫煙やアルコールを嗜まれる方は要注意です。
また、椎間板ヘルニアの場合も血流循環の悪化によって足をつりやすくなります。この頃よく足をつるような、と気がついたら水分不足や栄養失調というよりも、病気やからだのゆがみの可能性のほうが高いです。
まさか自分は大丈夫、と考えずに気軽に血液検査を受けに行ってみると良いでしょう。そこで病気が見つかっても初期の段階ですから真っ青になることはありません。
つったときの対処法
足がつるというのは、足の筋肉が異常に縮んでいる状態です。無理やり足をグーチョキパーさせるのではなく、できれば手も使って患部をゆっくり伸ばしましょう。もみほぐすようにすると早く回復します。
つったときに足が冷えていたら、血行不良です。さすって足を温めましょう。ふだんから足が末端冷え性気味の方は、血流を促進するために夏場も五本指のソックスにスニーカーを履くなどして温める時間を増やしましょう。
また、からだを温める飲み物や食べ物の力も借ります。暑いとどうしても冷たいものが食べたくなりますが、常温の飲み物に慣れてくると体調が良いことに気がつくことでしょう。熱すぎる飲み物もからだにはストレスになりますので、常温や人肌くらいのものが理想です。
激辛スープなどは代謝が一時的に良くなったりするかもしれませんが胃腸には負担でしかありませんし、水分補給には入りません。
もちろんアルコールも論外です。つるのが治まったら、再発しないようにしばらく安静にする必要があります。からだの力を抜いて、深呼吸をしてみましょう。リラックスできますし、からだに負担の少ない歩き方や座り方、寝方が自然にできるようになります。
まとめ
使いすぎとは限らない!足裏がつる原因とは?
からだ全体のエネルギー不足
やさしくない病気の前兆
つったときの対処法