頭が痛い と感じた時に こめかみ に痛みを感じることがあるかと思います。こめかみから痛みを感じる時にはどのような原因が考えられるのでしょうか。
こめかみが痛くなる3つの原因とそれぞれの対処法についてご説明します。
頭が痛い!こめかみが痛い時の原因と対処法
ズキズキとした痛みは偏頭痛の可能性有り
偏頭痛はズキズキとした脈打つような痛みが特徴の頭痛です。こめかみの右と左どちらか片方、もしくは両方でおこることがあります。偏頭痛の症状は頭痛だけでなく吐き気やおう吐などの症状を引き起こすこともあります。
また、普段は気にならないような音や光、臭いなどが気になり頭の痛みもプラスしてイライラしてくるのも特徴の一つです。
偏頭痛は発作的に頭痛をおこすことが多く、月に1~2度や週に1~2度の頻度でおこります。一度おきると痛みや吐き気などの症状で立っていることもままならなくなり寝込んでしまう方も多いそうです。
偏頭痛がおこる原因はなんらかの原因で血管が炎症をおこしたり、急激に拡張したりすることで三叉神経などの顔や頭の神経を押しつぶし刺激してしまうことが原因だといわれています。
偏頭痛への対処方法は血管の炎症や拡張を鎮める必要があります。そのためこめかみで偏頭痛がおこった際には氷や保冷剤などを用いてこめかみを冷やすようにしてください。冷やしながら横になっていることで徐々に痛みがひいてゆきます。
また、コーヒーや緑茶、ウーロン茶、紅茶などに含まれているカフェインはs脳の血管を収縮させてくれる作用がありますので、これらの飲み物を飲んでから安静にしていることも効果的です。
ただし、カフェインの取り過ぎは逆に頭痛をひきおこすことになるため取り過ぎには十分に注意してください。
ぎゅーっと締め付けるような痛みなら緊張型頭痛かも
偏頭痛のような脈打つ痛みではなく、ぎゅーっと締め付けられるような痛みがこめかみにおこっている場合は、緊張型頭痛の可能性があります。緊張型頭痛は締め付けられるような痛みが特徴で慢性的におこる頭痛です。
緊張型頭痛は頭全体や後頭部、首筋によく痛みがあらわれる頭痛ですが、こめかみに痛みを感じることもあります。こめかみに痛みを感じる場合は両方のこめかみ、もしくは左右どちらかのこめかみで痛みがおこります。
緊張型頭痛は頭の痛み以外に肩や首のこり、めまいやふらつき、全身のだるさなどの症状を伴っておこることがあります、ただ、緊張型頭痛はじっとしている時よりも体を動かしている時の方が、こめかみの痛みが軽くなることがあります。
緊張型頭痛がおこる原因は身体的ストレスによる首や肩の筋肉のこりが原因で筋肉が緊張状態になり、血管が収縮してしまい頭への血流が低下することでおこるとされています。また、精神的ストレスを受けると筋肉が緊張状態になるため血管が収縮し、頭痛がおこることもあります。
緊張型頭痛への対処法は肩や首の筋肉を温めたり、痛みを発している方のこめかみを温めたりすることで血流を改善することが重要です。また、お風呂に入ったり、ストレッチや軽い運動をしたりすることも体全体の血流を活性化するため効果的だと考えられます。
こんな痛みにはご用心!急激な痛みは脳出血やくも膜下出血の可能性も!!
偏頭痛や緊張型頭痛は冷やしたり温めたりすることである程度解消することができます。しかし、稀にこめかみの痛みはそろしい病気のサインであることもあります。
もし、右か左のこめかみどちらか片方に普通ではないズンっとした激しい痛みを感じた場合はくも膜下出血や脳出血の可能性が考えられます。この頭痛は偏頭痛や緊張型頭痛とは比べものにならない痛みで意識がもうろうとし、場合によってはそのまま意識を失ってしまうほどの痛みが生じます。
また、こめかみの痛みの他に手足のしびれやおう吐、片方の目だけの急激な視力の低下など、の症状も伴います。
一般的に左のこめかみは脳梗塞や脳出血、右のこめかみはくも膜下出血であるケースが多いといわれていますが、右のこめかみが痛むか左のこめかみが痛むかは出血した場所によるため一概にそうですとは言えません。
もし、殴られたような強い痛みを感じる時は、たかが頭痛と自己判断せずに速やかに専門の医療機関で診察を受けることをおすすめします。
まとめ
頭が痛い!こめかみが痛い時の原因と対処法
ズキズキとした痛みは偏頭痛の可能性有り
ぎゅーっと締め付けるような痛みなら緊張型頭痛かも
こんな痛みにはご用心!急激な痛みは脳出血やくも膜下出血の可能性も!!