今日はずっと 頭痛い というだけでも一日を過ごすのは大変なことですが、その上 気持ち悪い となると何もする気がなくなってしまうのではないでしょうか。
風邪や食べ過ぎ、飲み過ぎのせいだと言い聞かせてガマンしているうちに治れば良いですが、なかなか治らないとご体調を心配したほうが良いかもしれません。
頭痛いのと気持ち悪い!病気?考えられる原因とは
気にするか気にしないか
心配事があると誰しも憂鬱な気分になったり食欲をなくしたりすることはあります。しかしあまりにストレスや悩みが多いと徐々に心身に悪影響を及ぼします。
「不安神経症(全般性不安障害)」を耳にしたことがある方は少ないかもしれません。女性に多く、頭痛や胸焼け、肩こりや首こり、気分が悪いのか気持ちが悪いのかわからない、軽い呼吸困難のような息苦しさ、寝つきが悪いなどの症状がみられます。
原因となるのは精神的ストレスとは限らず、睡眠不足や過労などが引き金となって前向きな気持ちになりにくくなることもあります。身体が十分に休息できていない状態でさわやかな気分で生きるのはむずかしいことです。
もう一つは「更年期障害」です。不安神経症と症状は似ていますが、何か工夫したからといって一朝一夕で劇的に改善することがありません。40~50代の女性に多いですが、その症状のつらさは個人差が大きいようです。
またご病気などで子宮を全摘出した方などはもう少し早い時期から症状が出ることもあります。
その症状は、ほてり、頭痛、頭重、疲労感、腰痛、気持ちが悪く食べ物の好みが変わる、集中力の低下、不眠などです。どちらもこれといった対処法がなくまずはストレスを減らすこと、運動をして自律神経を整えること、テレビやパソコンなどを使わない趣味をつくること、甘いものの食べ過ぎやお酒の飲み過ぎを控えて和食中心の食生活に変えていくことなどから取り組むと良いでしょう。
慣れるより工夫すること
「偏頭痛」というと頭の片側が痛むもののガマンできないほどの症状ではない、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
偏頭痛は頭痛もさることながら、めまいや吐き気、光や音、においに敏感になったりとさまざまな症状が併発することがあります。こうなると起き上がることもできずに一日を横になって過ごさざるを得ない日もあります。
対処法は必ず効果があるものではありませんが、①静かにして水分をとり、氷袋やタオルで患部を冷やすことです。
古典的すぎてやる気が出ないかもしれませんが、試してみてください。血管が収縮して痛みが和らぎます。冷湿布は成分が体質に合わないと頭痛が悪化することもありますし控えたほうが良いでしょう。
②コーヒーがお好きであればコーヒーを飲むのもおすすめです。紅茶や日本茶、カフェオレでも良いです。カフェインには血管を収縮する作用があります。ただし飲み過ぎるとお腹を壊したり効果が薄れたりしますので、ほどほどにします。
病院送り決定の病
頭痛がするといえば、「脳出血」や「くも膜下出血」などを思い浮かべられると良いですが前兆がほとんどないだけに命が助からないケースもあります。かろうじて命は助かっても、身体に麻痺や言語障がいが残ってしまうと大変です。
就寝中に発症し、そのまま亡くなるケースもみられます。どのような方が発症しやすいかは一概にはいえませんが、過労や睡眠不足、喫煙、アルコール摂取はリスクを高めます。
「脳炎」や「髄膜炎」は風邪をこじらせて発症することもあり、油断できません。風邪をひくと気持ち悪さや吐き気を伴うのはごく一般的なことですし、高熱が出るのもウイルスと戦っているからだと納得してしまいがちです。
風邪をひいたときに病院へ行くか行かないかは個人によって判断がまちまちでしょうが、一度来院したあとや一向に熱が下がらない場合などは早めに病院へ行きましょう。
高熱くらいで夜間の救急外来に行くのは…とためらってしまうかもしれませんが、翌朝行ったときには手遅れで、後遺症で言語障がいや知的障がいが残ることもありますので、軽んじるべきではありません。
まとめ
頭痛いのと気持ち悪い!病気?考えられる原因とは
気にするか気にしないか
慣れるより工夫すること
病院送り決定の病