私たちの日常において手を使わないということは考えられないほど、私たちは手を使っています。 ばね指 は手作業の仕事や日常の家事などいろいろなところに影響を及ぼす症状です。悪化すると指が開かなくり、手術が必要なこともあります。
悪化させないためにも早めに 治療 をすることが大切です。
もしばね指になってしまったら?知っておきたい治療方法(前編)
指の動く仕組みとばね指の原因
ばね指は指の屈筋腱と呼ばれる腱で腱鞘炎がおこることによって発生する症状です。屈筋腱は滑膜性腱鞘によって保護されています。
滑膜性腱鞘は靭帯性腱鞘と呼ばれるトンネル状の腱鞘によって支えられています。滑膜性腱鞘が靭帯性腱鞘のトンネルをスムーズに動くことによって指が動きます。
しかし、手作業などで指を過度に使用したり、力を入れたまま長時間維持し続得るなどを繰り返すと、屈筋腱で炎症がおこり、靭帯性腱鞘のトンネルにひっかかってしまいうまく動かせなくなってしまいます。これがばね指の原因だといわれています。
指で腱鞘炎がおこると指を曲げて伸ばす際に引っ掛かりや指が開かなくなり、力を入れるとばねが弾けるように急に伸びるばね現象がおこります。
症状が進行していくと自力で指を動かすことができなくなり、もう片方の手で引っ張らないと指が伸びなくなってしまったり、痛みや晴れなどの症状があらわれます。
それでも放置していると関節が固定化されてしまい、関節拘縮という完全に指が動かない状態になってしまいます。関節拘縮になってしまうと治療が困難なため、放置せずに早めに対処をすることが大切だといわれています。
ばね指になった時に絶対にやってはいけない3つのこと
ばね指はなってしまうと日常生活に支障が出ますが、軽度であれば適切な治療を行うことで比較的に簡単に治る症状です。
しかし、間違った対処法を行うと余計に腱鞘炎を悪化させてしまうこともあります。ばね指の症状があらわれた時に絶対にやってはいけない3つのことについてご紹介します。
まず、最初にやってしまいがちなのが、指を無理やり引っ張って伸ばそうとする行動です。
ばね指は屈筋腱が炎症をおこし、腫れ、靭帯性腱鞘に引っかかることでおこっている症状です。この状態で無理やり指を伸ばすと炎症を起こしている幹部と靭帯性腱鞘に負荷をかけてしまい、より痛みを増幅したり、症状の悪化を起こす危険性があります。
指が開かないときは無理に開こうとするのではなく、自然に開くのを待つことが大切です。
やってはいけないことの2つ目は幹部を直接揉む行為です。ばね指のの場合炎症を起こしている部分の緊張物質や老廃物の排出をすることで腫れが引くことがあります。そのためには筋肉の緊張をほぐし、柔軟にしてやることが大切です。
しかし、炎症を起こしている幹部を直接揉むことは炎症部分を刺激してしまうため、かえって症状を悪化させてしまいます。筋肉の緊張をほぐすためには幹部を直接揉むのではなく、周囲の筋肉を揉みほぐすようにしてください。
3つ目にやってはいけない行為が幹部を温める行為です。ばね指を起こしている箇所を温めることで周囲の血管を膨張させてしまい、炎症をおこしている部分を圧迫するだけでなく、炎症事態を悪化させてしまう可能性があります。
まとめ
もしばね指になってしまったら?知っておきたい治療方法(前編)
指の動く仕組みとばね指の原因
ばね指になった時に絶対にやってはいけない3つのこと