鼻が詰まって息がしづらい、変なにおいが常にするなど 蓄膿症 になるとさまざまな不快感で日常生活がつらく感じることが多くなります。そんな時試してみて頂きたいのが 鼻うがい という方法です。
鼻うがいをすることで驚くほど鼻の中がすっきりして、快適に過ごすことができるようになります。
蓄膿症は鼻うがいでスッキリ改善!鼻うがいの注意点と正しい方法(前編)
そもそも蓄膿症ってどんな病気?
顔には頬や目の周りに副鼻腔という骨の空洞があります。正常であればこの部分は何も入っておらず空っぽの状態です。しかし、風邪などによくみられる急性鼻炎が長引くと細菌やウィルスにより鼻腔が炎症をおこします。
すると炎症によって鼻がふさがってしまい、細菌などを鼻水と一緒に外へ排出する力が弱くなり、副鼻腔にまで最近やウィルスが溜まってしまいます。この状態が続くと副鼻腔内の粘膜が炎症をおこし、副鼻腔の赤に膿がたまってしまいます。
この状態のことを蓄膿症、または副鼻腔炎といいます。
蓄膿症に鼻うがいはなぜ効くの?鼻うがいの効果とは
鼻うがいは鼻に直接洗浄液を流し込むため、鼻の中のウィルスや花粉などの異物を洗い流すことができます。鼻の中のウィルスや花粉などを洗い流すことで蓄膿症に予防方法として高い効果が期待できます。
また、蓄膿症になると鼻の中へ流れ出た膿によって粘り気の高い鼻汁が鼻の中に貯まってしまいます。この粘り気の高い鼻汁を放っておくと鼻の粘膜の機能が低下してしまい、症状をさらに悪化させるという悪循環に繋がってしまいます。
鼻汁を直接洗い流す鼻うがいであれば鼻汁を取り除くことができるので、鼻汁に混ざった膿も取り除くことができ、鼻の粘膜本来の機能を取り戻すことができます。
また、鼻うがいで鼻の中を洗い流すことによって一時的に鼻汁が取り除かれるため、副鼻腔の粘膜の炎症が一時的に治まります。そのため、一時的ではありますが、鼻づまりが改善されスッキリとした気分になれるという嬉しいおまけ付きです。
このように鼻うがいには蓄膿症や蓄膿症予備軍の方に嬉しい効果があり、症状改善に向けた第一歩として非常に効果的な方法です。
鼻うがいは危険?絶対にやってはいけない3つのこと
鼻うがいをする時に絶対にやってはいけないことがあります。それは普通の水道水で行う、洗浄液を吸っている時は唾を飲みこむ、鼻うがい終了後には鼻をかむの3つです。
鼻うがいを普通の水道水で行うと粘膜を傷つけてしまい、余計に炎症を悪化させてしまうことになります。また、通常の水道水には細菌やアメーバといった微生物がわずかに含まれています。これらは水道水を飲料水として飲む場合には胃酸によって死滅するため問題はありません。
しかし、鼻うがいで普通の水道水を使用した場合、鼻に入ったアメーバは死滅せず、神経を介して脳に感染することがあります。そうなってしまうと死亡率は非常に高く死亡事故となってしまうこと危険性があります。
鼻うがいで使う水は必ず消毒された生理食塩水を使うか専用の洗浄液を使用してください。
また、鼻の中に水をとおしている状態で唾を飲みこむ、鼻うがい後にまだ洗浄液が残った状態で鼻をかむと洗浄液が耳の方へ移動してしまう場合があります。そうなるとせっかく洗い流していた菌やウィルスが洗浄液と一緒に耳の方へ移動してしまい、今度はそちらで炎症をおこし、中耳炎となってしまう危険性があります。
鼻うがい中は絶対につばを飲みこまず、終了後に鼻をかむ場合は頭を左右に傾けて鼻の中に残っている洗浄液をしっかりと鼻の外へ排出してからやさしく鼻を抑える程度で鼻をかんでください。
まとめ
蓄膿症は鼻うがいでスッキリ改善!鼻うがいの注意点と正しい方法(前編)
そもそも蓄膿症ってどんな病気?
蓄膿症に鼻うがいはなぜ効くの?鼻うがいの効果とは
鼻うがいは危険?絶対にやってはいけない3つのこと