皆さんは 蓄膿症 になったら、ひとまず鼻炎薬を飲んで経過をみてみようとされる方が多いのではないでしょうか。しかし薬の効果は飲み続けると徐々に薄れてきます。
一つ半信半疑で ツボ を押して改善を試みてはいかがでしょうか。
蓄膿症に効くかも?ツボを押してみる
1日少しずつ試してみる
蓄膿症に効果があるとされているツボは多数存在します。一度にあちこち押すと効いているのかいないのか、どのツボが特にご自身に合っているのかわからなくなってしまいます。1日1つ~2つくらいに留めるのが良いでしょう。
「太陽」(たいよう)といういかにも万能そうなツボは、こめかみのほんの少し目尻側にあります。両手の人差し指をエースに中指や薬指も添えて、指のハラでグリグリ回すようにしたり圧をかけたりしてください。
あまり度を越すと内出血のような状況になってしまい、周囲に心配されますので気をつけましょう。
「鼻通」(びつう)はお鼻の中央から2cmほどズレた左右にあります。もし片方のみ蓄膿症でも、両方を押してください。最初は軽く押してみて、痛くないようであればもう少し強く押してみましょう。本当に少し押しただけでとても痛くなることもありますので、慎重さが求められます。
「晴明」(せいめい)は目と目の間にあります。ふだんも目が疲れたときに自然と揉みほぐしているのではないでしょうか。
「上星」(じょうせい)は前髪の生え際(個人差がかなりありますがおおよその目安として)から2、3cmほど上に位置します。指圧も良いですがお灸にも適したツボです。
「風池」(ふうち)は頭の後ろにあります。耳の後ろにある骨と、首と後頭部が交わる凹んだ部分をつないだ真ん中にあるツボです。親指のハラで指圧します。「合谷」(ごうこく)は手の甲の親指と人さし指の付け根にあります。親指で痛みが出ている側の手に行ってください。
ひとに頼むとより良いツボ
ご自分で押すよりもご家族らにお願いしたほうが効果が期待できそうなツボもあります。
たとえば、「大椎」(だいつい)は首を下に曲げて骨が出っ張る場所のすぐ下にあるくぼみのことですが、この姿勢でご自分で首周りのマッサージを行うのはなかなかむずかしいものです。
「内定」(ないてい)は足の人さし指と中指の付け根部分にあります。痛みのある側の足に行います。手の親指と人さし指でつかむようにして押してみましょう。もしくは、縫い針やつまようじを2、3本束にして尖っていないほうでツボ押しするのも良いです。
どちらのツボも姿勢が悪いとツボ押しの効果が薄れてしまいますので、リラックスできる状態でご家族らに頼むのが理想的です。
いつでもどこでもOK?
手のツボなどは暇さえあれば外出先でも指圧することができますが、1日に何度も行えば効果が倍増することはありません。特に外出中は仕事であれお出かけであれ、神経は緊張状態です。むやみにツボ押しを行うのは体調を悪化させる可能性もあります。
いちばん良いタイミングは入浴中、入浴直後です。血流が良くなり身体もリラックスしています。注意していただきたいことは、お薬を毛嫌いしてツボ押しを妄信してはいけないという点です。
ツボ押しで蓄膿症が完治することはありません。蓄膿症を発症したらまずは耳鼻科を受診して、本当にただの蓄膿症か確認しましょう。ツボ押しはあくまで気休めとして行うもので、できれば医師に相談してからのほうが安全です。
ツボ押しは美容ケアとしても推奨されているほど、お手軽なイメージがあるかもしれませんが何らかの疾患をお持ちの方には命取りにはならないにしても、出血が止まらないなどの弊害が出ることもあり、危険を伴うものです。小さいお子さんやご高齢の方には安易に勧めるべきではありません。
まとめ
蓄膿症に効くかも?ツボを押してみる
1日少しずつ試してみる
ひとに頼むとより良いツボ
いつでもどこでもOK?