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肘部管症候群の治療と手術

pokki

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肘部管症候群 (ちゅうぶかんしょうこうぐん)は日常的に発症しやすく、成人男性に多い病気と言われています。放置しておくと肘から先のまひがすすみ、生活に支障をきたすようになります。さまざまな治療法がありますが、その中でも 手術 を中心にご案内します。


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肘部管症候群の治療と手術


- 目次 -

  • そもそも肘部管症候群とはどんな症状?
  • 肘部管症候群におけるさまざまな治療法
  • King法と呼ばれる手術法
  • その他の手術法
  • 手術後の経過とリハビリ

そもそも肘部管症候群とはどんな症状?

肘部管とは、ひじの関節内側にある狭い空間のことを言います。

尺骨神経溝と呼ばれる上腕骨の溝と、滑車上肘靭帯(かっしゃじょうちゅうじんたい)、バンドと呼ばれる尺側手根屈筋膜(しゃくそくしゅこんくっきんまく)で囲まれています。オズボーンバンド、あるいは腱弓(けんきゅう)とも呼ばれています。

肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)とは、腕の内側を通って指先へいたる尺骨神経が、肘部管付近において何らかの圧迫や障害を受けてしまい、しびれやまひが生じてしまう病気です。外皮から近く、また狭いスペースですので、ささいなことで発症することもあります。

日常的な手、ひじへの負担には配慮が必要です。手の小指と薬指においてしびれを感じることが多く、放置しておくと神経障害、指先のまひ、そして筋力が衰え、日常を営むことが困難になることもあります。治療にあたっては、早い段階での対処、また生活習慣の見直しなどが求められます。


肘部管症候群におけるさまざまな治療法

初期段階、一時的な神経の圧迫においては安静、ひじへの保護によって痛み、しびれは回復していきます。しびれに対しては神経再生薬、痛みをともなう場合には、消炎鎮痛剤などの使用も効果的です。

しかしながら内服の鎮痛剤の長期使用は、内臓機能や自律神経を損ねる可能性があります。ある程度で見切りを付けて手術に踏み切る勇気も必要です。


King法と呼ばれる手術法

肘部管症候群の症状が進行していくと、しびれや痛みからまひという状態になり、指先の感覚が失われてしまいます。感覚が失われるということは動かすことができなくなるということです。動かさない機能は衰え、筋肉も落ちていきます。日常生活に大いなる支障が出てきます。

そうなる前に早い段階で手術をしなければなりません。手術の決断が早ければ早いほど、回復も早く、手術自体もシンプルに行われます。

King法は、上腕骨内側上果切除術とも言います。尺骨神経の周りにある上腕骨を部分的に切除し、尺骨神経への圧迫を取り除く手術法です。全身麻酔で施され、手術の所要時間は一時間半ほどになります。一週間ほどで退院、9割の完治率を誇ります。


その他の手術法

オズボーンバンドを切開して尺骨神経の圧迫を取り除く手術法があります。オズボーンバンドは腱弓、あるいはバンド、尺側手根屈筋膜とも呼ばれています。尺骨神経を締め付けているバンドのことです。このバンドを切ることによって尺骨神経は圧迫から解放されます。

肘部管症候群の手術の中では、もっとも簡単な手術となりますが、症状が進行していると、この手術法は適用されません。早い段階での手術が望まれます。

圧迫を受けている尺骨神経の位置を、内側上果の前方へ移行させる手術法を「前方移行術」と言います。前方移行術には「皮下前方移行術」と「筋層下前方移行術」があります。

「皮下前方移行術」は内側上果の前側の皮膚の下に尺骨神経を移します。術後は三週間ほどのひじの固定が必要です。

「筋層下前方移行術」は指を動かす筋肉の前方に尺骨神経を移します。術後のひじ固定は一カ月ほどになります。


手術後の経過とリハビリ

肘部管症候群における手術療法による完治率はきわめて高いものとなっています。再発することもほとんどありません。ただし、術後しばらくの間ひじを固定するので、発症からの期間を合わせた筋力の衰えはいちじるしいものとなります。

手、指の屈伸運動を怠らないことが大切です。専門家の指示を仰ぎ、適切なリハビリにつとめましょう。また神経の回復を早めるために、神経再生薬の服用や低周波による療法を施すこともあります。

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まとめ

肘部管症候群の治療と手術
そもそも肘部管症候群とはどんな症状?
肘部管症候群におけるさまざまな治療法
King法と呼ばれる手術法
その他の手術法
手術後の経過とリハビリ

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