「ずっと鼻の調子が悪い…」という方は、もしかしたら 副鼻腔炎 の疑いがあるかもしれません。病院や薬に頼らず 自然治癒 する方法はあるのでしょうか?
今回は、副鼻腔炎について知っておきたいことをまとめました。
副鼻腔炎の自然治癒は可能!?
副鼻腔炎とは?
副鼻腔炎とは蓄膿症とも呼ばれ、ウィルスや細菌などの感染により、鼻の中に炎症が起き、うまく膿や粘膜を排出できなくなってしまうことで起こります。
風邪だと思っていたけど、鼻水や鼻づまりが長く続いている、鼻水が黄色っぽく粘り気がある、顔が痛い、頭が痛いなどの症状があれば、副鼻腔炎の可能性があります。副鼻腔炎が長引くと、中耳炎や髄膜炎なども併発することもあるので、注意が必要な病気の一つです。
自然治癒が可能な副鼻腔炎とは?
副鼻腔炎には、急性のものと慢性のものとあります。免疫力の高さや生活習慣にもよりますが、急性の副鼻腔炎の場合であれば自然治癒力も可能です。
長期的に続く慢性の副鼻腔炎、またアレルギーが影響していると考えられる場合、固くてドロッとした鼻水が出て鼻の中にポリープがあると考えられる場合などは、自然治癒が難しくなります。適切な治療が必要になるでしょう。
副鼻腔炎の一般的な治療法とは?
急性の副鼻腔炎の場合は、抗生剤や抗炎症剤などを使用する薬物療法がほとんどです。慢性の場合は、長期的な薬物療法に加えて鼻洗浄なども行うこともあり、またポリープがある場合には、切除手術を行う可能性もあります。
副鼻腔炎が自然治癒するポイント
薬物治療で完治が可能な副鼻腔炎でも、やはり薬には副作用などのリスクがつきものです。例えば、抗生剤を使用することにより腸内細菌のバランスが崩れ、下痢をしやすくなってしまいます。
また妊娠を希望している方や妊娠中の方、授乳されている方であれば薬の使用にも制限が出てきてしまいます。
できる限り、自然治癒を目指したいところです。自然治癒には、免疫力を高めて、副鼻腔炎の症状を悪化させる要因を取り去りましょう。以下のポイントをおさえて生活習慣の見直してみてください。
食生活を見直す
私たちの体は食べたものでできています。まずは食生活を見直しましょう。次の食材は、副鼻腔炎の症状を悪化させ、免疫力も低下させる可能性があるので、できる限り控えてください。
- 乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)
- 体を冷やす食べ物(アイス、ジュース、アルコールなど)
- 小麦や砂糖など(スイーツ、スナック菓子など)
- トランス脂肪酸(マーガリン、インスタント食品、スナック菓子、ファストフードなど)
- カフェイン(コーヒー、紅茶など)
上記のものを避けつつ、旬な食材を取り入れるようにしましょう。旬な食材は、体の免疫力を高めてくれます。良質なお肉や魚、野菜をバランスよく、よく噛んで食べるようにしてください。
体を温める
最近は体温が35度台しかなかったり、夏でも冷えを感じていたりする人が増えています。
体温が低かったり、体が冷えていたりすると、免疫力が低下し、副鼻腔炎の症状も停滞しがちになります。首の後ろや足首、肩が出ていると体が冷えやすいので、露出は控えましょう。
また体を冷やさないように、冷たいものや小麦や砂糖の摂取は控えてください。逆に体を温めるような食材、根菜類などを積極的に取り入れましょう。適度に体を動かすこともおすすめです。体の血行が良くなるからです。
ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲から始めてみてください。お風呂がある場合には、なるべくお風呂につかる時間をつくってください。その際は、ぬるま湯で半身浴をするのではなく、熱めのお湯に首から足先までつかるようにしましょう。
初期の段階で薬を使い過ぎない
副鼻腔炎は、ウィルスや細菌などに感染などにより、うまく膿や粘膜を排出できなくなってしまうことで起こります。咳や鼻水などの風邪の症状は、ウィルスや細菌を外に出すために必要なものです。
症状があるからと言ってすぐに薬で抑えてしまうのではなく、ウィルスや細菌を出し切るように促しましょう。
まとめ
副鼻腔炎の自然治癒は可能!?
副鼻腔炎とは?
副鼻腔炎の一般的な治療法とは?
副鼻腔炎が自然治癒するポイント