腰に急激な痛みが走り、動くことはおろか、歩くことすら困難になってしまった場合は ぎっくり腰 の可能性があります。痛みがとても強いので、すぐに 病院 へいくべきかと思われがちですが、実はそうではありません。
なぜ、すぐに病院へ行くべきではないのか、また病院へ行く際には何科へ行くのがよいのかなどをご紹介します。
ぎっくり腰になったら病院へ行くべき?
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰は、急性腰痛症と呼ばれており、朝ベッドから起き上がった際や、くしゃみをした際におこることが多いです。
ぎっくり腰になってしまうと、突然腰が激しい痛みに襲われてしまい、歩くことも困難になってしまい、ひどい方では咳をすることすら痛みを感じるのです。
ぎっくり腰はだいたいが発症した初日に一番ひどい痛みに襲われます。2~3日安静にしていると、痛みも回復してきます。完全に治るのは、1~3週間ほどで自然治癒するともいわれています。
ぎっくり腰になったら、すぐに病院へいく?
ぎっくり腰は激しい痛みに襲われてしまうため、病院へすぐ行ったほうが良いのではないかと思うこともあります。ただ、先ほども述べたように、ぎっくり腰は安静にしていると痛みも回復していきます。
このときに無理をして身体を動かして病院へ行ってしまうと、逆に炎症を悪化させてしまう場合もあるのです。ただ、ほったらかしにしておけば治るというわけではないので、炎症がおさまる受傷後2~3日あたりに病院へいって治療をしてもらうことがおすすめです。
単なるぎっくり腰ではない場合も!?
ぎっくり腰とひとことでいっても、要因がさまざまあります。怪我の程度や症状によっても完治までの期間や痛みの度合いが変わってきます。
要注意する症状としては、痛みが全く改善しない、痛みが和らぐような楽な姿勢が全くない、発熱や嘔吐、胸の痛み、しびれ、排泄障害などの腰以外に違う症状が出現した場合、炎症がおさまるはずの2~3日が経っても痛みが引かないなどがあります。
これらは、ぎっくり腰ではなく、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛、骨の異常などを発症してしまっている可能性があります。このような場合には、自宅で安静ではなく、一刻も早く病院での診察を受けてください。
病院は何科へいく??
ぎっくり腰は、整体院や鍼灸院などでも治療が可能な場合がありますが、腰椎椎間板ヘルニアや骨の異常があるかどうかの確認をするためにも、レントゲンのある整形外科の受診がおすすめです。
ただ、これは初回の診察の場合であり、しばらく病院へ通っていても痛みがひかず、慢性的な腰痛をおこしているような場合は整骨院や鍼灸院で治療をしてもらうことがよいかと思います。
これは、痛みがおきているところをカバーするために、周りの筋肉や骨が歪んでいる場合があり、この症状を改善するのには整体や鍼灸院のほうが向いているからです。ただし、整体などは保険の適用ではない場合があるので、事前に調べて受診するようにしましょう。
ぎっくり腰は予防ができる!
ぎっくり腰は歩くことが困難になるくらい、つらい怪我です。もちろん、怪我をおこさないことが重要ですが、一度再なってしまった場合、なにも予防をしないと再発を繰り返してしまうのです。さらに、慢性的な腰痛にもつながることがあります。
ぎっくり腰を予防するためには運動が欠かせません。とくに、腰まわりを支える筋肉を鍛えることが重要になります。筋力トレーニングが最適ですが、腰痛を抱えている場合はウォーキングなどの運動でも筋力を鍛えることができます。
ただのウォーキングでなく、水中でウォーキングをするエクセサイズがおすすめです。
まとめ
ぎっくり腰になったら病院へ行くべき?
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰になったら、すぐに病院へいく?
単なるぎっくり腰ではない場合も!?
病院は何科へいく??
ぎっくり腰は予防ができる!