ぎっくり腰といえば、椅子から立ち上がったときや重いものを持ち上げたときなどにグキッとくるものというイメージをお持ちの方が多いことでしょう。しかし結果には必ず原因があるように、 ぎっくり腰 にも 前兆 はあるのです。
「この症状が前兆」とわかれば予防も可能ですから、この機会に頭に入れておくのも良いかもしれません。
ぎっくり腰はいきなりではない?前兆をキャッチ!
からだはサインを発している
ぎっくり腰を発症される方は、元々腰痛持ちのケースが多いようです。自分は腰痛持ちだから、いつかぎっくり腰がくるかもしれない、あるいは経験済みであればまたいつくることかと戦々恐々の心境かもしれません。前兆というよりもあまりにも慢性化していて意識していないということもあります。
①腰が張っている、突っ張っているような感覚がある。長年この状態であきらめている、整体やマッサージに通って耐えているという方は根本的な解決策をそろそろ考えたほうが良いでしょう。
②寝返りを打つときに腰が痛い、朝起きると余計に痛い。相当腰に疲労が蓄積されている証拠です。
③お尻が痛い。お尻は本来クッションの役割を果たしてくれているのですが、腰周辺からお尻にかけて筋肉も血流も弱りきっています。
④朝方の社会生活の場合ですが、午後から夕方にかけてお約束のようにつらくなってくる。何であれ午前中より午後のほうがパフォーマンスが上がる方は稀でしょうが、毎日この状態であと何十年もとなると爆弾を抱えているも同然です。
かろうじてぎっくり腰を発症していないというだけで、これらも立派な炎症です。何かの拍子にピキッときたら、ぎっくり腰までの猶予は残りわずかです。
職場ではなかなかむずかしいでしょうが、可能であれば作業を中断してしばらく安静にしたほうが後々のためです。ぎっくり腰になったら仕事も家事も堂々と休めますが、前兆でははた目にはわからないのがつらいところです。
お役立ちの期待できるもの
ぎっくり腰は慣れない姿勢をしていきなりくるのではなく、腰への負担の蓄積がいちばんの原因です。わかりやすくぎっくり腰を発症して倒れ込まないと社会生活を中断させてもらえないのであれば、自衛策をとらなくてはなりません。
いつかぎっくり腰がくるかもしれないとただ怯えていてもストレスが増えて血流が滞り腰痛も悪化するだけです。そこで、効果は個人差がありますが「コルセット」をお勧めします。サプリメントなどよりも経済的でお手軽です。
一般的にはぎっくり腰になったタイミングで着用を検討する方が多いようですが、発症直前から着けていれば炎症を起こしている筋肉を強制的に保護して動かさないようにしてくれるので、こんなに便利なものはありません。
コルセットはしたくないという方も、ぎっくり腰を発症した後の生活を想像してみてください。今、先見の明をもって行動すれば仕事を休んだり旅行をあきらめたりせずに済む可能性がグーンとアップするのです。ただし過保護は逆効果です。筋肉が衰えて外したときに痛い目に遭います。
前兆以前の弱点
重いものを持ったり長時間のデスクワークもしない生活でも、ぎっくり腰とは無縁ではありません。まず、運動不足はぎっくり腰もほかの病気にかかるリスクも上げています。運動不足な上に肥満傾向の場合は、いざというときにギクッときてしまうかもしれません。
たとえばエレベーターが止まって階段を使わなくてはならないときや、人助けに走ったり海に飛び込んだりしたときです。痩せすぎもよくありませんが、肥満でも良いことはあまりありません。
腰痛の原因の一つは血行不良ですが、血流を悪くする習慣としてはお煙草や飲酒、冷え性、足を組む癖などがあげられます。どれも1、2日で改められるものではありません。今はご自身は頑丈だから大丈夫と思っていても、いつまでも同じ体調・体力で人生は続きません。
ぎっくり腰は一度発症すると再発しやすくなります。心配事は少ないに越したことはありません。
まとめ
ぎっくり腰はいきなりではない?前兆をキャッチ!
からだはサインを発している
お役立ちの期待できるもの
前兆以前の弱点