朝起きたら吐き気がする、道を歩いていたら突然吐き気に襲われたというときにできれば 吐き気 を 止め たいものです。吐き気がするときに焦るなというのはむずかしいかもしれませんが、方法を知っていればできることも多くあります。
発熱や頭痛などと異なり吐き気はガマンできないと周囲の視線にさらされることになります。ご自身に合った対処法をみつけておきましょう。
止められそうにない吐き気を止めるカンタン技!!
むやみに動かない
吐き気のほとんどの原因は、病気ではなく食べ過ぎ、飲み過ぎ、乗り物酔いによるものです。消化器官のはたらきに悪影響を及ぼし、自律神経が乱れて脳へ不快感が伝達されておう吐中枢が刺激されます。
そのときに立っている場合は、座ったほうが楽ですし椅子がないときは壁にもたれたり、ご自宅以外では不可能に近いですが横になるのも良いです。横になるときは身体の右側を下にします。こうすることで消化促進の効果がありより早く吐き気が治まりやすくなります。
ただしあまりにもお腹がパンパンで苦しいときは、横になるとかえってつらくなることもあります。必ずしも横になれば間違いないというわけではありません。
そして寒気がある場合ガマンして良いはずがありません。もう一枚羽織るなどして身体を温めましょう。
反対に暑い場合は衣服をゆるめるなどして、冷房を自由に入れられる状態であれば寒くないくらいの温度にします。これで30分もすれば呼吸も整って吐き気も楽になってきます。
少し落ち着いてきたら
横になったり安静にしていて、徐々に吐き気が治まってきたらさっさと動き始める前にもう一つ、試していただきたいのが「ツボ押し」です。吐き気に効果のあるツボは足、腕、指の3ヶ所です。
「内関」はさまざまな症状に効果があるので耳覚えがあるかもしれません。手の内側の真ん中あたり、手首から肘に向かって指2~3本分くらいのところに位置します。
「関衝」は薬指のツメの付け根にあります。ツメの角から少し小指側に逸れたところです。指を押し揉むのは気持ちが悪いときでもそれほど大変ではないでしょうから、すぐにできます。
「公孫」は足の外反母趾のときに出っ張る骨をたどります。かかと、あるいは足首に向かって骨にぶつかる手前です。足の甲(表側)と足の裏の間に位置します。吐き気のあるときに足先のツボを押す気力はないかもしれませんが、治まってきたら試してみてください。
その後、もしお手元にあればミントのガムやタブレットを噛むのも気分が良くなります。そもそもミント系が苦手な方はリラックスどころか、吐き気をぶり返してしまうかもしれませんので白湯や日本茶などを飲むと良いでしょう。
ミントも飲み物もあまり強烈なものは気持ちが悪くなります。吐き気が治まったばかりの状態は神経も過敏になっていますから、ほんのり味わえる刺激の弱いものが適しています。
外出先での頼りといえば
外で吐き気をもよおしても横になれることは滅多にないですから、もし近隣に店舗があれば胃腸薬をドラッグストアやコンビニで購入できると一息つくことができます。
吐き気をガマンしながら、ご自身が今飲んでも良さそうな薬を探したり店員さんに尋ねるのはなかなか大変です。胃腸が弱くて何かと心配だという方は、元気なときに購入して持ち歩いたほうが慌てずに済みます。
いろいろな薬を試してご自身に合った薬をみつけられれば良いですが、元気なときに試しても意味がありませんし吐き気に苦しみながら何種類も飲むのも現実的ではありません。
最初は効果が緩やかな大衆薬を選び、胃腸に耐性をつけてからほかの薬を探すと良いかもしれません。
忘れてはならないのが副作用ですが、眠気、腹痛、下痢、めまい、頭痛などがあげられます。ふだん薬を飲まない方は効果てきめんになる一方で副作用もあらわれやすく余計に体調が悪くなることもあります。
そんなときはペットボトルのお水や麦茶で水分を摂取して薬の効果を薄めるようにしましょう。一気飲みは危険ですので、少しずつ口に含んで浸透するイメージで体内に行き渡るようにします。
まとめ
止められそうにない吐き気を止めるカンタン技!!
むやみに動かない
少し落ち着いてきたら
外出先での頼りといえば