吐き気を感じた場合には市販の 吐き気止め の 薬 を使用して改善しようとする方もいらっしゃいますが、この場合には注意が必要になります。
原因がわかっている場合には薬の使用が可能ですが、原因がわからない場合には病気や妊娠の可能性があるため、この場合には薬の使用は避けることをおすすめします。
市販の吐き気止めの薬を使用する際の注意点
吐き気の原因を探る
吐き気を抑えるために薬を服用する前に、まずはいま感じている吐き気の原因が何なのかをみつけることが重要になります。
食べすぎなのか、それとも飲みすぎなのか、強いストレスを感じていることが多い場合など心当たりがある場合には薬で対処することが可能といわれています。
反対に吐き気の原因が特にわからず、何日も吐き気が続いている場合には市販の薬では効かず、なんらかの病気が潜んでいる可能性があります。
そのため、特に症状の原因がわからない場合にはすぐに病院で検査を受けることがおすすめです。
吐き気に効果のある市販薬
原因がわかっている吐き気のうち、食べすぎや飲みすぎ、ストレスなどによるものの場合には市販の胃腸薬で効果がみられます。
また、乗り物酔いなどの場合には酔い止めを服用することで効果がみられます。
しかし、吐き気を感じる度に薬を服用すると効き目が薄れてくる場合もありますので、すぐに薬を服用するのではなく、どうしてもすぐに症状を改善したい場合などに服用するようにしましょう。
ウイルス性の吐き気には薬は注意
吐き気の原因がウイルスや細菌による感染症の場合には吐き気を止める薬を服用することは注意が必要です。ウイルスなどに感染した際の吐き気をもよおす場合には、ウイルスによる作用もありますが、身体がウイルスを外に追い出すという役割もあります。
そのため、薬で吐き気を止めてしまうと、いつまでも身体の中にウイルスが残ったままになってしまい、なかなか病気が治らない場合だけでなく、ほかの病気に感染してしまう可能性があります。
このような場合には吐き気止めの薬を服用することは避け、経口補水液やスポーツドリンクなどで水分補給をすることをおすすめします。
しかし、薬はすべて服用に注意するのではなく、あくまでも自己判断で服用しようとする吐き気止めの場合です。
病院で処方された薬の場合は症状に効果のあるものですので、きちんと服用をしましょう。
もしかしてつわり?この場合には薬はやめましょう
女性の場合で吐き気がなかなかおさまらない場合には、原因を考えるだけでなく、生理周期や基礎体温を確認してみましょう。
生理がきていない、基礎体温が高い状態が続いているといったような場合には妊娠の可能性があります。
もし妊娠の可能性がある場合にはどうしても辛い場合でも薬の服用は避けることをおすすめします。薬を服用してしまうとこれから成長していく胎児になんらかの影響をおよぼしてしまう可能性があるからです。
この場合には横になりできるだけ安静にすることで症状が改善されることを待ちましょう。
また、つわりかな?と思いすぐに病院へいった場合でも妊娠をしていることがわからない場合もあります。はやい方では妊娠4週あたりからつわりの症状を感じ始めます。
しかし、妊娠4週ごろでは妊娠を判断するためのホルモンであるhCGの分泌が少なく、妊娠の判断ができない場合があります。
そのため、妊娠5週から6週以降にあたる日数になるまで薬の服用は避け、妊娠の判断がついてから薬の服用をすることをおすすめします。
薬が効かない場合には
市販薬がなかなか効かない場合には、さまざまな病気の可能性があります。ひとことで病気といっても軽症の場合もあれば重症の場合までさまざまで消化器官だけでなく心臓や眼など原因となる場所もさまざまです。
そのため、吐き気を感じた場合になかなか症状が改善されない場合などにはすぐに病院へいきましょう。
まとめ
市販の吐き気止めの薬を使用する際の注意点
吐き気の原因を探る
吐き気に効果のある市販薬
ウイルス性の吐き気には薬は注意
もしかしてつわり?この場合には薬はやめましょう
薬が効かない場合には