鼻詰まりで悩んだことのない方には説明してもわからないつらさは、もどかしいものです。物心ついたころから 鼻詰まり のような状態が通常という方もいらっしゃることでしょう。
鼻炎体質だからと放置していると、馴染みのない外敵が侵入してきて悪化する恐れもあります。放置しても良いものかどうかチェックしてみましょう。
生まれつきだけではない!!鼻詰まりに潜む病状
原因は鼻の形ではない
いちばん多いのは風邪などの感染症です。年中風邪気味の方は、アレルギー性鼻炎と併発している可能性が高いでしょう。風邪薬を年中服用していると、からだのほうに薬の耐性ができてしまい薬がただの飲み物になってしまいます。鼻うがいを習慣にするほうが効果があります。
ただし、あまり神経質に清潔を心がけると免疫力が低下しますのでほどほどにしましょう。そのほかに、異物混入、外傷、腫瘍、鼻腔の構造的な問題、血管運動性鼻炎、薬剤性などがあげられます。
いずれかの単独でというよりは複数の原因がセットになって発症することが多いです。鼻のなかに湿布や絆創膏を貼ることはできませんから、野ざらし状態にされてなおさら悪化しやすいということもあります。
鼻詰まりで手術?
治療の基本は薬物療法です。アレルギーを抑えるためのステロイド剤は最も一般的に普及しています。抗ヒスタミン剤は風邪薬(市販)によく含まれています。また、スプレータイプの点鼻薬も多くの種類があります。
これら全てを使用しても、薬負けして真っ赤なお鼻になってしまい外出が困難になったり、かゆくて睡眠不足になって後悔する可能性のほうが大いにあります。大量に使用せず、どうしても我慢できないときや大切な用事の前に使用するようにしたほうが効果が高まり、楽になったと実感できます。
ただし、ほかのアレルギーやご病気がある方、妊娠・授乳中の方はステロイド剤の使用は控えたほうが良いでしょう。さて、滅多にあることではありませんが外科的な手術を勧められることもあります。
鼻をパカッと切開するのではなく、アレルギー性鼻炎のケースでは通常、超音波やレーザーなどを駆使して腫れている鼻粘膜を切除します。この方法は出血も少なく体力に自信のない方でも受けられますし、周辺の組織をあちらこちら傷つけることなく終了します。
手術を希望したからといって必ず受けられるとは限りませんが、長年の鼻詰まりから解放されたい方は一度病院の耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。
予防は食生活から
菜食の食生活を始めてから体調が良くなったとか、寝つきが良くなった、若返ったなどという方がいらっしゃいますが、アレルギー性鼻炎や感染症にも食べものや飲み物の効果は大きいものがあります。
風邪予防に毎日りんごを食べる、などと同じように抵抗力や免疫力を高めておけば、ちょっとした外傷に過剰防衛が働いて何日も腫れ上がるような事態を軽減できます。
完璧に100%予防したり治したりできるわけではないですが、体質の改善には何をからだに摂取させるかを考えない手はありません。
飲み物はトマトジュース、日本茶、炭酸飲料が良いといわれています。トマトジュースは好みが別れる飲料ですし、我慢して飲むのはストレスで体調が悪化しかねません。
薬と思って我慢できるのは日本茶でしょうか。炭酸飲料は、何でも良いのですがジンジャーエールがお勧めです。コーラなどは余分な添加物や合成着色料が含まれているのでからだに良いものではありません。
食べ物は、生姜、ネギ、玉ねぎ、レンコンなどが日常的に取り入れやすい食材です。ネバネバしたものやツーンとしているものはからだに良いものが多いのです。生のほうが殺菌作用や消炎作用の成分が、より多く体内に摂取されます。炒めたり揚げたりするとほとんど効果はなくなります。
まとめ
生まれつきだけではない!鼻詰まりに潜む病状
原因は鼻の形ではない
鼻詰まりで手術?
予防は食生活から