鼻詰まりはただでさえ息苦しくて、夜眠れなかったり、仕事に集中できなかったりと困っている方も多いと思います。さらに鼻詰まりがひどくなるとつらいのが頭痛です。
なぜ 鼻詰まり になると 頭痛 がおきるのでしょう?鼻詰まりからくる頭痛の原因と解決策についてまとめました。
鼻詰まりがひどくて頭痛になる4つの原因と解決策(前編)
鼻詰まりと頭痛の関係性とは
風邪をひいたときや花粉症、寒い季節など鼻詰まりは私たちの身近で起こりやすい症状です。鼻が詰まってくると息苦しくなり、頭がぼーっとする、鼻水が気になってなかなか作業に集中できなくなるということも多々あります。
そして、鼻が詰まりひどいときには、頭痛に悩まされるという方も多いのではないでしょうか?頭痛はただの鼻詰まりよりも厄介で集中力を削ぐだけではなく、大きなストレスを発生し鼻詰まりをさらに悪化させることもあります。
鼻詰まりと頭痛は一見するとあまり関係性がないように感じられるかもしれませんが、意外と関係性が深く小さい子が頭痛で病院を受診したところ、原因が鼻詰まりであったというケースも数多く存在しています。
また、慢性的に鼻炎をおこしている方の場合は鼻呼吸よりも口呼吸を日常的におこなっているため、鼻詰まりでの息苦しさよりも頭痛によるストレスの方が辛いと感じる方も多いみたいです。
鼻詰まりが原因でおこる頭痛の2つの原因
鼻詰まりが原因でおこる頭痛には主に2つの原因があります。それは酸素不足と三叉神経への刺激です。
鼻詰まりによる頭痛の原因としてまず考えられるのが、酸素不足です。鼻が詰まってしまうと鼻呼吸ができなくなってしまうため、口呼吸をするようになります。しかし、口呼吸は鼻呼吸に比べて吸い込む空気の量が少ないため、脳へ酸素が行きわたらず酸素不足状態になってしまいます。
酸素不足状態になってしまうと脳へ酸素を送り込もうとして血液が脳へたくさん送り込まれます。そうすると必要以上に脳に血液が集まり、脳が腫れたような状態になってしまい、脳が圧迫され頭痛がおきるのです。
そして次に鼻詰まりによる頭痛の原因として考えられるのが三叉神経への刺激です。三叉神経とは脳神経の中で最も大きい神経で、顔面を覆うようにして広がっている神経です。
三叉神経は主に顔面や口腔内の知覚や物を噛むときに必要な筋肉である咀嚼筋を動かすために必要な神経です。
人の顔面には骨の中に副鼻腔と呼ばれる空洞があります。副鼻腔で炎症が起きてしまったり、鼻が詰まってしまい副鼻腔内の換気が十分に行えずに陰圧となってしまったりすることで三叉神経が刺激され、頬や額、頭が痛いなどの症状が発生します。
三叉神経の支配範囲はとても広く、三叉神経が刺激を受けると三叉神経の支配範囲内であればどこで痛みが発生してもおかしくないため、鼻詰まりで後頭部に痛みが発生することもあるそうです。
まとめ
鼻詰まりがひどくて頭痛になる4つの原因と解決策(前編)
鼻詰まりと頭痛の関係性とは
鼻詰まりが原因でおこる頭痛の2つの原因