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ヘバーデン結節の正体と攻略法

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ヘバーデン結節 というと聞き慣れない言葉ですが、実は40代以降の女性に多い病気です。原因が不明でなかなか治りにくいと言われています。手指の第一関節に2つこぶの様なものができて、痛みを伴い関節が変形します。

イギリスのヘバーデン博士が最初に報告したことから、ヘバーデン結節と言われています。症状の程度には個人差があり、比較的軽い場合は年齢の性ぐらいに思っていた人が多かったのではないでしょうか。


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ヘバーデン結節の正体と攻略法


- 目次 -

  • 複数の要因はあるが原因不明
  • 症状と生活への影響
  • 確定診断が適切な治療につながる!
  • 治療法の併用で効果がアップ
  • 予防は手指だけでなく心身の健康管理から

複数の要因はあるが原因不明

要因としてはいくつかの説があります。加齢による骨の変形からくるもの、裁縫やパソコンなど手仕事で手指を酷使している場合、悪い姿勢からの体の歪みで起こるなどです。また、ストレスが多い環境や体質、40代以降の女性に多いことから女性ホルモンのバランス異常も指摘されています。

性別では女性が男性の10倍と言われています。男性は高齢になってから発症することが多いようです。

更に、プリン体や活性酸素の蓄積によって起こるという指摘もあります。こうしてみると、単に手をよく使うから起こりやすいという理由だけではないようです。現段階では明確な原因が断定できていません。


症状と生活への影響

症状は、手指の人差し指から小指にかけて第一関節が発赤し腫れと痛みがあります。そして、徐々に左右対称性に表れます。腫れは第一関節の背側に発赤したこぶの様なものが2つできて指先が曲がっていくのが特徴です。

日常生活で指先に力を加える動作をした時や、軽く物にぶつかっただけでも“ズキッ”とした激痛を伴います。そのため痛みで悩まされることがあります。また、女性にとっては美容の面からも、指先が変形することから人前に手を出すことを躊躇してしまうなどがあります。


確定診断が適切な治療につながる!

症状がでたら通常整形外科を受診します。整形外科医は、自覚症状だけでなく、血液検査、病歴の問診や他の関節の状態などを診ながら、リウマチ、変形性関節症、ブシャール結節(第二関節に起こる)、乾癬性関節炎などの疾患との鑑別をします。

レントゲンで診てもらうと、リウマチは骨の破壊があるのに対して、ヘバーデン結節は関節の隙間が狭くなり骨が増殖してトゲの様なものがみられ診断が確定されます。

整形外科医の他にはリウマチ専門の医師や変形性関節症に精通した医師、手の専門医に診てもらうのもよいです。日本手外科学会では、ホームページで手外科専門医の名簿を公開しています。

まずは、しっかりと診断してもらうことが適切な治療につながっていきます。


治療法の併用で効果がアップ

整形外科的治療としては、保存療法と手術があります。

保存療法では、患部の安静、薬物療法とテーピング等の固定です。急性期の関節炎症がひどい時には少量のステロイド関節内注射も有効です。鎮痛消炎剤とテーピング等の固定によって痛みの改善と関節変形の進行を抑えるようにします。

それでも痛みの改善がなく変形がひどくなった時には、手術によって結節(こぶ様のもの)の切除や関節を直接固定する方法があります。但し、手術はよほどひどい時に行われます。

その他には、上記の治療と同時にマッサージや鍼灸、整体などの治療も受けると効果的です。また、食事療法としては、プリン体の多い食品を控え、抗炎症・抗酸化作用があるビタミンCや他の抗酸化作用のある食品を摂ることも体質改善になり自然治癒力を高めます。


予防は手指だけでなく心身の健康管理から

手指の第一関節が痛む時には、手指を過度に使わないよう安静にします。どうしても使わなければならない時には、テーピングをして指を保護するとよいです。基本的には日常できるだけ手を休めて、水仕事の時には手袋をはめて直接冷たい水で手指を冷やさないようにします。

保温、適度な指のマッサージや屈伸運動は、血行をよくし局所の新陳代謝を高め老廃物の排泄と軟骨細胞の再生を促します。また、体内にプリン体や活性酸素などが蓄積しないように、水分を多く摂って体外に排泄させるようにするとよいです。

そして、仕事や日常生活の中で良い姿勢を保持することを心がけ、ストレスフルな状況下ではリラクゼーションや休養をとることが大切です。

更に、女性は女性ホルモンのバランス異常による体調不良にも対処していく必要があります。従って、ヘバーデン結節は手指の第一関節という局所に表れる症状ですが、心身全体からの健康管理が重要だと言えます。

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まとめ

ヘバーデン結節の正体と攻略法
複数の要因はあるが原因不明
症状と生活への影響
確定診断が適切な治療につながる!
治療法の併用で効果がアップ
予防は手指だけでなく心身の健康管理から

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