変形性腰椎症 とは、加齢によっておきるといわれています。加齢によって骨や靭帯、関節などが変形することで痛みを発症してしまうのです。では、この痛みを再発させないためには、何か方法があるのでしょうか?原因から再発予防方法までをご紹介します。
変形性腰椎症の原因を知り再発を予防するには?
変形性腰椎症とは?
変形性腰椎症とは、腰椎がなんらかの原因により変形をすることによって、腰に痛みやだるさなどの症状がみられる怪我です。
変形といっても、骨自体が変形することは少なく、主には腰椎と腰椎の間に存在している椎間板や靭帯、椎間関節などの軟部組織の変形が原因とされていると考えられています。
変形性腰椎症の原因は?
変形性腰椎症の大きな原因は加齢だといわれています。人間は年齢を重ねていくごとに、骨や椎間関節、椎間板などの組織が弱くなっていきます。
また、加齢のほかにも、長時間重たい荷物を運ぶ、腰を酷使する場合、さらには遺伝的な要素が関係しているといわれています。
怪我の症状は?
主な症状としてあらわれるのは、腰痛です。しかし、ほとんどの場合が動き出しに痛みがあらわれ、動作をしている間に徐々に痛みが消失していくため、さほど気にとめられず、気がついたときには症状が重症化してしまうのです。
常に動かし続けている場合には痛みが減退しますが、長時間同じ姿勢を続ける場合には痛みが増強することも多くあります。痛みを感じる場所としては、腰全体や背骨の骨や背骨の周りについている筋肉など人によってさまざまです。
腰椎症という名前ではありますが、お尻の筋肉に痛みを感じることも多々あります。なかには、太ももの後ろまでと広範囲に痛みを感じる方もいます。
変形が軽傷の場合には外見上の変化は特には見られませんが、変形がひどくなると、客観的に背中をみると、身体が横方向に倒れているように見える、背骨の後弯がひどくなってしまい、長時間立っていることが困難になってしまうこともあります。
変形性腰椎症を判断するには?
変形性腰椎症と確実に判断するためには、病院でレントゲンを撮ることが必要となります。X線写真を撮影することで、骨の加齢を見極めることでほかの障害と見わけることができるといわれています。
レントゲンを撮ることによってこの傷害と区別できるものとして、腎臓や膵臓の障害からくる腰痛や、大動脈解離なども除外することができます。
また女性では婦人科系の病気によっても腰痛が起きることもあります。これらは、放置しておいてしまうと、障害が残る場合や、最悪の場合には命に関わる危険性もあるため、早いうちに対処することが重要になります。
さらに、骨自体の変形が見えると側弯や後弯の度合いの判断材料にもなります。ただ、骨の変形の仕方が似ているもので、レントゲンのみでは区別しがたいものとしては、椎間板ヘルニアや脊椎間狭窄症などがありますが、これらの場合には、脚などにしびれを感じるという自覚症状が判断材料になるといわれています。
変形性腰椎症の治療方法は?
変形性腰椎症は保存療法が基本的な治療方法といわれています。患部を温めることや、ブロック注射など、さまざまな方法があるので、自分に合った治療法を主治医の先生と相談しながら見つけることをおすすめします。
これらの治療法のほかに特に効果的であるといわれていることが、筋力トレーニングです。特に腹筋や背筋などの体幹といわれる筋肉を鍛えることで背骨をサポートしながら身体を支えてくれるので、腰への負担が減っていきます。
また、重たい荷物などを運ぶなどして酷使して障害が出現してしまった場合には、腰のみを使って重たい荷物を運ぶのではなく、身体全体を使って荷物を運ぶように身体の使い方を身につけることが怪我の再発予防につながります。
まとめ
変形性腰椎症の原因を知り再発を予防するには?
変形性腰椎症とは?
変形性腰椎症の原因は?
怪我の症状は?
変形性腰椎症を判断するには?
変形性腰椎症の治療方法は?