頭痛と言っても種類はさまざまありますが、特に多くみられるのが片頭痛です。片頭痛があると、仕事や家事に支障が出ることもあります。
そこで今回は、 片頭痛 の症状と対処法についてまとめました。
片頭痛でお悩みの方必見!片頭痛の対処法とは?
片頭痛の症状
誰でも頭痛を感じたことはあると思いますが、約8%の日本人が片頭痛に悩まされていると言われています。
片頭痛は、頭の片側もしくは両側のこめかみ辺りから目の辺りにかけて、脈を打つようにズキズキと痛む病気です。ひどい場合は頭全体が痛むこともあります。
個人差がありますが、月1~2回、週1~2回の頻度で発作的に起こり、数時間で収まることもあれば、3日間ほど続くこともあり、仕事や日常生活に支障をきたすことが多いです。
吐き気を伴ったり、普段は何とも感じない光や音に敏感になったりといった症状も伴うこともあります。
女性ホルモンの関係で、男性よりも女性の方が片頭痛に悩んでいる人が多いようです。
片頭痛が始まる前の前兆として、チカチカとした光が見えたり、視野が欠けたり、肩こりや首こりが見られることもあります。
予兆としては、胃がむかむかする、空腹を感じる、だるい、眠気がある、むくみがあるなどがあります。
片頭痛のメカニズム
片頭痛は、頭の中で血流が急に流れることで血管が拡張し、血管の近くにある神経に刺激が伝わることで起こると言われています。そのため、脈拍のリズムを感じる場合が多いのです。
片頭痛の原因として考えられているものはいくつかありますが、三叉(さんさ)神経の圧迫とセロトニンと呼ばれる物質の過剰放出が代表的なものとして考えられています。
三叉神経とは頭の中で一番大きな神経で、何らかの原因で血管が拡張し、この三叉神経が圧迫されると、神経ペプチドと呼ばれる痛みの原因物質が放出され、血管の周りに炎症が起こるのです。
そうするとまた血管が拡張し、三叉神経が刺激を受け、この刺激が大脳で痛みとして認識されることで頭痛となります。
また、セロトニンには血管を収縮させる作用があり、ストレスで脳が刺激を受けると、このセロトニンが大量に放出され、脳の血管が収縮するのです。時間が経ちセロトニンが減少すると、収縮していた血管が反動で急に拡張し頭痛が起きるようになっています。
片頭痛の原因
片頭痛の原因にもさまざまありますが、代表的なものとしては以下のものがあげられます。
- ストレス
- 睡眠不足
- 寝すぎ
- 天候や気温の急激な変化
- まぶしい光や香水などの臭い
- アルコールの摂りすぎ
- 喫煙
- 食品添加物
- 乳製品などの食べ物
- 月経による女性ホルモンの変化
- 空腹
片頭痛の対処法
片頭痛が起きてしまった時の対処法としては、以下のものがおすすめです。
冷やす
冷たいタオルなどを痛む部分に当てましょう。血管が収縮して痛みが和らぎます。逆に入浴やマッサージなどは避けましょう。血管が拡張し痛みが増してしまいます。
静かな場所で休む
頭痛がある際にむやみに体を動かすと、頭痛がさらにひどくなってしまいます。光や音が刺激となる場合もあるので、なるべく暗く、静かな場所で横になりましょう。
適量なカフェインを摂る
コーヒー、紅茶、日本茶などに含まれる、適量なカフェインは血管を収縮する作用があるため、痛みが始まってすぐにカフェインを摂ると痛みが軽減される場合があります。カフェインの摂りすぎると、カフェイン中毒にもなりかねないので、注意しましょう。
アロマを取り入れる
血管の拡張を鎮める作用のある、ユーカリやレモン、ベルガモットがおすすめです。
アロマの精油は、お湯を入れたコップに垂らして香りをかいだり、ハンカチに垂らしたものをかいだりしましょう。肌に直接塗布する場合は、必ずアロマの専門家に相談してから行ってください。
また片頭痛の予防として、日頃から規則正しい生活を心がけるようにしましょう。季節の代わり目は体をゆっくり休めるようにするのがおすすめです。
その他にも、ストレスを発散するための趣味を取り入れたり、食品添加物をなるべく使わない食事をしたり、アルコールや乳製品は控えめにしたりするなど、体に無理のない生活を送るようにしましょう。
まとめ
片頭痛でお悩みの方必見!片頭痛の対処法とは?
片頭痛の症状
片頭痛のメカニズム
片頭痛の原因
片頭痛の対処法