みなさんは 偏頭痛 になると、まず 市販 の 薬 を試される方も多いかと思います。実は市販でも病院でも偏頭痛の專門薬というものは、ありません。ですが、ある程度の効果を期待できる市販薬はたくさんありますので、ご自身に合うものを見つけてください。
偏頭痛に効果的な市販薬の使用方法
効果があるとされる市販薬ベスト5
偏頭痛の痛みがそれほど強くなく軽い場合は、アスピリンなどが含まれている消炎鎮痛薬が効果的です。アスピリンが含まれている大衆向けのお薬としては、バイエルアスピリン、バファリンなどがあります。
バイエルアスピリン
バファリンよりも1錠あたりに含まれているアスピリンの量が多いため、体質に合えば高い効果を期待できます。その分、胃腸への負担も大きいのが難点です。
バファリン
お子さま用もあります。アスピリンの量が比較的少ないため、おからだや胃腸への負担は少なめです。80錠タイプがお買い得ですが、何となく自分には合っていないような気がすると感じつつももったいないので使い切る、というような使用は避けましょう。
アスピリンの副作用は、胃の粘膜を荒らすといった軽度のものから、アスピリン喘息、ライ症候群などの重症化すると危険なものまでさまざまです。胃腸障害を防ぐために、必ず空腹時の服用を避けてください。食後に服用することで、胃腸を守ることができます。
また、服用回数は毎日ではなく週1回くらいが理想的です。頻繁に服用すると鎮痛剤としての効き目が薄れます。そうなるともっと服用したくなります。最終的に薬物乱用頭痛を併発する恐れがあります。薬に弄ばれるような愚かな事態を招かないでください。
ロキソニン
市販薬として発売されているロキソニンSというお薬は、医療用と全く同じ成分です。胃にやさしいので、胃の弱い方にお勧めです。
イブ
バファリンと同じくらいポピュラーですが、お子さま用はありません。イブは非ステロイド性鎮痛剤の中で最も胃に与える影響が少ないお薬ですが、使い方を間違えると危険です。
服用時に眠気が起きることがあるので、お車やバイクの運転前、自転車に乗る前、お仕事前などには服用しないほうが良いでしょう。
セデス
全6種類、7才以上から服用できるものもあります。アレルギーの方は服用できないものもありますので、薬剤師に相談してから購入したほうが安全です。
市販薬の使用上の注意点
お薬は、偏頭痛が起きる前後に服用してください。何度か偏頭痛を経験すれば、そろそろ起きそうだというのがわかってくると思います。偏頭痛がひどくなってからでは、ほとんど効果を期待することはできません。
また、初めて偏頭痛に襲われて慌てて薬局へ行ってもどれを買えば良いのか迷ってしまいます。薬剤師に相談するか、病院へ行ってからのほうが良いかもしれません。
特に、持病のある方、アレルギーをお持ちの方、ほかの薬で副作用の出たことのある方、ご高齢の方、妊娠授乳中の方などは必ず病院へ相談してからにしましょう。
中度から強度の痛みの場合
日常生活やお仕事に支障が出るほどの痛みがある場合は、トリプタン系のお薬を病院で処方してもらいましょう。もしくは、偏頭痛ではなく脳内でほかの病気が進行している可能性もありますので、一度病院で診てもらったほうが良いでしょう。
偏頭痛は原因が解明されておらず、根本的な治療法が確立されていません。薬は「痛みを一時的に和らげる、ごまかしに過ぎない軽い毒」のようなものであると認識して、依存してはなりません。
全てのひとに効果のある副作用のない薬は存在しないのです。ご自身に効いたので体質の似ているご家族にも効くとは限りません。個人差があることを忘れないでください。
まとめ
偏頭痛に効果的な市販薬の使用方法
効果があるとされる市販薬ベスト5
市販薬の使用上の注意点
中度から強度の痛みの場合