脈をうつように頭に痛みを感じる場合は片頭痛を引き起こしている可能性が高く、 片頭痛薬 を服用することで症状の改善がみられます。
片頭痛薬の服用により症状は改善できますが、薬を服用しすぎると副作用が問題となってきます。
では、片頭痛薬にはどのような薬があり、副作用はどのようなものがあるのでしょうか。
片頭痛薬は効果もあるが、副作用に注意が必要!
片頭痛とは?
片頭痛とは、頭の片方、もしくは両方にズキンズキンといったような痛みを感じる症状です。痛みはこめかみから目のあたりに脈を打つように感じられます。
痛みを感じたら長い方では3日間続く場合があります。片頭痛は痛みを感じ始めたら長い時間痛みを感じることもありますが、痛みにはピークがあり頭痛を感じて1時間から2時間ほどの間にだいたいの方が痛みのピークを感じるようです。
痛みのほかにも吐き気やめまいの症状を感じることもあります。ただし、片頭痛の場合には頭痛を感じながらも家事や仕事をすることもできるようです。
しかし、無理をして動いてしまうと頭痛を助長してしまうこともあるためできる限り安静にすることがおすすめです。
痛みは動作だけでなく、光や音などの刺激によっても痛みが増加してしまうこともあります。
片頭痛の治療には薬が効果的
片頭痛の症状がみられた場合には薬を服用することで症状の改善がみられます。
いくつか薬にも種類がありますが、数ある薬のなかでもトリプタン製剤やエルゴタミン製剤が治療に向いているといわれています。
優先して使用される片頭痛薬としてはトリプタン製剤が推奨されています。この薬の作用は血管が広がるのを抑え頭痛の発作を抑えてくれます。
エルゴタミン製剤は血管が広がりかけたところを収縮させ頭痛の発生をおさえます。
頭痛の感じはじめには効果を感じやすい薬ですが、頭痛を感じ始めてから時間が経った後に服用してもなかなか効果がみられないといわれています。
さらに、薬に副作用もみられるため片頭痛の際にあまり使用しませんが、トリプタン製剤を服用しても効果がみられない場合の頭痛に服用することが推奨されています。
片頭痛薬の副作用
片頭痛薬には、片頭痛に対して効果がありますが、服用し続けると副作用がみられる場合もあります。脳の血管以外の収縮という副作用があり、この副作用には一番注意が必要です。
特に副作用に注意が必要なのがエルゴタミン製剤であり服用をしすぎるとひどい副作用にみまわれることがあります。
脳以外の血管収縮のほかにも冷え性や手足が冷たくなるレイノー現象などを引き起こしてしまう可能性があります。
トリプタン製剤には血管収縮の副作用がみられることは少ないですが、動機、倦怠感などを感じることがあります。
さらに高齢者の服用の場合には吐き気をもよおす場合もあるため、同時に吐き気止めの服用をすすめられることもあります。
片頭痛は予防できる?
片頭痛は予防することが可能です。予防方法はいくつかあり、薬の使用や日常からのケア、食生活の改善などがあります。このなかでも、薬を使用した予防には注意がひつようです。
予防をするための薬も開発されており、薬の服用が一番効果が早くみられますが、薬の使用する目安としては片頭痛の症状が月に複数回みられる場合や、頭痛薬では頭痛がおさまらず、日常生活がままならない場合などに予防薬の使用がすすめられています。
片頭痛の予防薬は服用後すぐに効果がみられるわけではなく、服用から2ヶ月ほど様子をみることで効果がわかるため、少し時間がかかることを理解しておきましょう。
また、予防薬には種類がいくつかあるため、自分自身の症状とあったものを選ぶためにも病院での処方をお願いしましょう。
また、薬のほかにも食事や日常生活内でのセルフケアで予防を試みることがおすすめです。バランスのとれた食事をとることで身体の中の栄養バランスが整います。
食事だけでは栄養素の補充が不十分な場合にはサプリメントの利用もおすすめです。
日常生活内でのセルフケアではストレスをためないことや適度な睡眠など日常生活を見直すことで片頭痛の予防にもなります。
まとめ
片頭痛薬は効果もあるが、副作用に注意が必要!
片頭痛とは?
片頭痛の治療には薬が効果的
片頭痛薬の副作用
片頭痛は予防できる?