日常生活を送っている中で、急に 肘 に痛みを感じることがあると思います。その 痛み にはさまざまな原因があります。大きくわけてみると、肘をぶつけるなどの外傷性と、筋肉や腱を痛めることによる障害性の怪我があります。
今回は特に障害性の痛みの原因にスポットをあててご紹介します。
気になる肘の痛みには原因があった!
なぜ肘が痛くなるのか??
肘が痛くなるのには、いくつか原因があります。肘をどこかにぶつけてしまった場合などでは原因が明確です。しかし、特にぶつけたなどの記憶もないのに、肘に痛みを感じる場合は肘の関節や筋肉、腱に炎症がおきている可能性があります。
また、血流が悪くなり、神経を圧迫してしまうことでおきる痛みもあります。
肘の痛みの大きな原因
筋肉や腱などの炎症による障害性の肘の痛みには、大きな原因となっているものが3つほどあります。
まずは、疲労による炎症による痛みです。スポーツをしている方や、お仕事で肘をよく使う方、子育て中の方など日常生活のなかで肘をよく使うことで筋肉が疲労してしまい、痛みをおこしてしまいます。テニス肘やゴルフ肘といった障害がよくおきています。
次に、腱鞘炎が原因となる場合です。腱鞘炎も主には筋肉の疲労から、筋肉が凝り固まってしまい、腱に痛みを及ぼします。手や指などに多くみられている腱鞘炎ですが、実は肘にもおきているのです。
最後に、痛風や関節リウマチといったような病気が原因となる場合もあります。痛風は、足の指の付け根が痛くなることは有名ですが、肘にも痛みを及ぼすことがあるのです。
痛風による痛みの場合、肘が赤く腫れあがり痛みをともなうといった方も多いため、肘の発赤や腫れなどと一緒に見極めることもできます。
次いで関節リウマチは関節自体が硬くなって痛みが出現します。関節が曲がりにくくなるなどの症状がみられた場合には注意が必要です。感染症による肘の痛みでは、主にブドウ球菌などの細菌感染が多くみられています。
肘の痛みをやわらげるためには?
肘の痛みを感じた場合には痛みの原因によって変わってきますが、主には筋肉が原因となるため、ストレッチやマッサージなどで筋肉のこりをほぐすことが効果的です。
ただ、痛みを感じた日から3日間の場合には患部が炎症をおこしてしまっているので、ストレッチやマッサージ、患部を温めるなどの筋肉をほぐす処置ではなく、炎症をおさえるためにアイシングをするほうが1日でも早く痛みをやわらげることができます。
痛みを感じてから3日以降は筋肉のコリをやわらげるためにも患部を温めてマッサージやストレッチなどをすることがおすすめです。
痛風や、関節リウマチ、感染症などの病気が原因の場合は、まずは原因となる病気の治療をすることが最優先になります。その病気に対してより効果のある治療法を病院の先生とよく相談して納得したうえで治療をすることをおすすめします。
肘の痛みの放置は厳禁!!
肘の痛みを感じた場合に、痛みがさほど強くないので放っておけばそのうち治るだろう…。といって放置をしては重症化につながってしまいます。筋肉や腱の炎症が原因となっている場合か、病気が原因となっているのかは、自分自身では判断することができません。
そのため、放置をしてしまい重症化してしまうと、完治するまでの期間が長くなり、また完治が難しくなってしまうといった場合もあります。肘は日常生活動作でも多く使うため、肘に痛みがあると、日常生活さえも困難な状況が増えてしまうので、痛みの放置は厳禁です。
もし、肘に痛みを感じた場合には、痛みが軽いからそのうちなおるだろうと考えるのではなく、なるべく早く病院で検査をしてもらうことをおすすめします。
まとめ
気になる肘の痛みには原因があった!
なぜ肘が痛くなるのか??
肘の痛みの大きな原因
肘の痛みをやわらげるには?
肘の痛みの放置は厳禁!!