頭痛がすると風邪のひきはじめか、偏頭痛かと考える方が多いことでしょう。しかし 疲労 による 頭痛 がもしかするといちばんの原因の可能性があります。疲労といっても自覚のあるものからないものまで、人それぞれさまざまなお疲れを抱えています。
頭痛と関連性があるものなのか検証してみましょう。
頭痛の元凶は病気ではなく日頃の疲労?治し方とは
身体の悲鳴によるもの
疲れといえばまずはからだを酷使した場合の肉体の疲労です。スポーツ選手や重いものを持つ仕事たとえば運送関係、工事関係、農林水産業などに従事されていると当然からだは疲れます。腰を痛めたりヘルニアを発症することもあり、ケガをする可能性も高いです。
しかしこれらのからだを動かす仕事は過労にならなければ、十分な休息で身体は回復しますので頭痛を発症する心配は少ないようです。どちらかというと動かない仕事のほうがからだは疲れます。
エアコンの効いた快適な職場で何時間も座りっぱなしでいるのは、一見とても楽そうですが同じ姿勢でじっとして汗もかかないというのは不自然の極みです。
また長時間パソコンをみていると自律神経の交感神経が活発化して夜になっても寝つきが悪く睡眠不足になり、頭痛の原因になります。パソコンといえば目も疲れます。
仕事でパソコンを使うのであれば、携帯電話やスマートフォンを不必要にみる時間を減らすなどの工夫をして疲れの軽減を図りましょう。
目の周りの筋肉が凝ってきて血流が滞ると頭痛を招きます。電化製品と接しない時間を増やすと、はじめは暇を持て余すかもしれませんが慣れると爽やかな気分で過ごすことができます。
心のストレスが多すぎるとき
ストレスがたまるとお腹が痛くなったり、頭痛がすることがあります。ストレスの原因について考えすぎると、脳の緊張状態が続いてしまい疲れて余計に頭痛がしてきます。市販の頭痛薬を試してみても、効果があるかどうかはわかりません。
薬よりは食べ物の力に頼ったほうが良いでしょう。美味しいものを食べることはストレス発散にもなりますし、ほかのことに気が向いているときは頭痛を忘れていられるかもしれません。心身の疲労回復にはタンパク質やビタミン、豆類が欠かせません。
塩分の気になるときは、ご飯とすまし汁、豚肉の生姜焼き、納豆などのメニューがお勧めです。ボリュームが欲しい場合は豚カツでも良いですが、揚げ物は消化に負担がかかるのでできれば避けたほうが寝つきも良くなります。
デザートはケーキやお菓子ではなく、果物やヨーグルトのほうが望ましいです。柑橘類には疲労回復に効果のあるクエン酸が含まれています。薬の代わりに食べる物を食べたら、あとは寝るだけです。
ストレスの原因が夢に出てきては起きたときにまた頭痛がするかもしれませんので、強引に楽しいことを考えながら眠りにつきましょう。
寝不足の疲れでフラフラ
明らかに睡眠時間が不足しているときは、頭痛がするのは自然なことです。寝不足だという憂うつな気分によってより一層頭痛の症状を重くしていることもあります。
また、睡眠過多や睡眠の質に問題があっても頭痛になります。休日くらいは好きなだけ眠っていたいというお気持ちはよくわかりますが、理屈としては非効率で休日を無駄にしています。平日よりも1時間ほど寝坊をするにとどめて、ひとまず起床しましょう。
そしてお昼寝を20~30分またはよる1時間早く寝るほうが疲れがとれます。お休み前には、からだの凝りをほぐすように軽くマッサージを頭から足の裏まで行います。
仕上げに深呼吸を10回ほどすれば、からだが軽くなり酸素が行き渡って頭痛も少しおさまっているはずです。
理想としては就寝の3時間ほど前までにお風呂を済ませて目が冴えてしまうテレビなどをみないほうが良いのですが、なかなかむずかしいでしょうからせめてテレビを観すぎないように、そして寝床の中でスマートフォンなどをみないようにします。
これで睡眠不足による頭痛が半分になります。背負わなくても良い疲れをご自身でつくっていないか、よく考えてみると良いでしょう。
まとめ
頭痛の元凶は病気ではなく日頃の疲労?治し方とは
身体の悲鳴によるもの
心のストレスが多すぎるとき
寝不足の疲れでフラフラ