膝は体の中でもよく動かす部位であるために、痛みを抱える人も少なくありません。歩くだけでも 痛い 、階段の上り下りはなおさら痛むけど、どう対処したら良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、 膝 の痛みについて原因と対処法をまとめました。
膝が痛い!ご家庭でも取り組める対処法をご紹介
そもそも膝の役割とは?
歩いたり、正座をしたり、階段の上り下りをしたりなど、膝は体の体重を支えながら、さまざまな動きを作り出す働きも担っています。膝には大きな負担がかかっているのです。膝の関節には、軟骨や半月板というクッションのようなものがあります。
さらに、靭帯や筋肉や腱があり、それらが膝を曲げたり伸ばしたりなどの運動を担っているのです。
主な膝の痛みの症状と原因
60歳を過ぎれば2人に1人の割合で、スポーツによるケガでも膝のケガは圧倒的に多いと言われています。それだけ膝に悩みを抱えている人は多いのです。膝の痛みの原因には、スポーツや事故によるもの、成長に伴うもの、加齢に伴うものなどさまざまあります。
今回は、主な痛みの原因と症状についてまとめました。
変形性関節症
中高年の膝の痛みで一番多いのが、この変形性関節症というものです。膝関節の間の軟骨が年齢とともにすり減って、その結果、骨と骨が直接ぶつかり合うので痛みが生じてしまいます。
関節リウマチ
原因ははっきりしていませんが、自己免疫による疾患だと言われています。膝以外にも、手や他の関節の痛みや腫れから始まり、ひどくなってくると関節を動かしにくくなってしまったり、関節や軟骨の組織が破壊されて変形してしまう場合も少なくはありません。
男性より女性の方が圧倒的に関節リウマチにかかる確率が高いのも、特徴のひとつです。
半月板損傷
スポーツや事故などで、過度の負荷が膝にかかることによって起こります。膝関節の中で、半月板というものが欠けたり断裂したりすることで、膝に痛みが生じるのです。
膝に引っかかったような違和感があったり、膝にロックがかかって曲げ伸ばしができなかったりします。
膝の痛みに対する対処法とは?
膝の痛みや違和感を感じたら、整形外科やスポーツ外来などを受診するのが一番ですが、日常生活でも気をつけられることがあります。ここでは、ご家庭でも取り組める対処法についてまとめました。
食生活を見直す
体重が増えれば、膝への負担も大きくなってしまいます。肥満傾向にある方や体重が増えやすい方などは、食生活を見直しましょう。
暴飲暴食、夜遅くの飲食、砂糖や人工甘味料の多いお菓子やジュース、インスタント食品やジャンクフードなど、避けるようにしていきましょう。
また、体は食べたものでできています。良質なタンパク質や脂質をはじめ、カルシウムやビタミンやミネラルを上手にバランスよく取り入れていくことがおすすめです。
特に年齢が上がるほど、栄養の吸収率が悪くなってしまいますので、栄養バランスには気をつけてください。また、スポーツをされている方は、体を動かしたり汗をかく分、栄養補給が大切になります。よく噛んで食べることで栄養の吸収率も上がるので、おすすめです。
ストレッチや筋力トレーニングを取り入れる
日頃からあまり運動をしていなければ、軽いストレッチや水泳などの膝に負担のかかりにくい運動を取り入れることで、体の運動機能が上がり、膝の痛みの予防になります。ジョギングは膝に負担がかかるので、あまりおすすめできません。
スポーツをされている方であれば、インナーマッスルを鍛えたり、弱い筋力を鍛えるトレーニングを取り入れることもおすすめです。
姿勢を正す
姿勢が悪いと、首や背骨や骨盤にゆがみが生じ、膝に負担がかかりやすくなってしまいます。足組み、正座、横座り、立膝などは控えましょう。また立っている時も、片方の足に体重をかけて立つのではなく、両足でしっかり体重を支えるようにしてください。
ハイヒールではなくローヒールの靴を
女性であればおしゃれのためにハイヒールを履きたくなりますが、ハイヒールを常用していると姿勢が悪くなり、そこから膝への負担も大きくなってしまいます。
最近はローヒールの靴でも素敵なデザインのものが増えているので、できる限りローヒールの靴かスニーカーを履くようにしましょう。
まとめ
膝が痛い!ご家庭でも取り組める対処法をご紹介
そもそも膝の役割とは?
主な膝の痛みの症状と原因
膝の痛みに対する対処法とは?