皆さんは、 膝が痛い というとき原因や対策を考えたりされていらっしゃいますか。膝は太股と膝下をつなぐ役目を休むことなく果たしています。運動をして鍛えることも大切ですが、適度に休養をとらせてあげないと膝の健康寿命は縮みます。
膝との上手な付き合い方を検討してみましょう。
膝が痛い!!運動しすぎ?しなさすぎ?
極端な生活習慣を改善する
膝の痛みの原因は大きく二つに分けられます。一つは、加齢による老化現象です。骨や軟骨が衰えて変形したりします。時の流れは平等ですし、いくらアンチエイジングに精を出しても老いは訪れます。誰もが通る道ですが、老化の進行を遅くゆっくりにすることは可能です。
適度な運動をしてバランスのとれた食事をとるのです。そして早寝早起き、お酒はほどほどに、できればお煙草を嗜むのも断つのが理想です。この生活を定年退職後からではなく、社会人になったその日から続けられたら鬼に金棒です。
二つめは、運動やスポーツのしすぎや向き不向きです。例えば痛みがあっても我慢して毎朝のジョギングを休まず続けるご自身に達成感を覚えることもあるでしょう。しかしそれはカッコ良いことではありません。
むしろ躊躇なく休むことができなければ、いつ慢性の膝痛持ちになってもおかしくありません。また、ふだんからだを動かさない方がいきなりテニスやゴルフなどをするのも危険です。学生の頃に得意だったからといって今の体力、体質にも合っているとは限りません。
いずれの原因にしても膝を安静にして生活するのは根気のいることです。悪化する前に整形外科へ行きましょう。まずレントゲンやMRI検査をします。MRIはレントゲンには映らない膝軟骨の状態も確認できますので、いかに負担をかけていたのか自覚する良い機会になります。
運動と食事が基本
無理のない運動とはどのようなものでしょうか。まずは屈伸運動をして、からだがよろけないか確認します。よろけてしまったら、筋肉不足あるいは肥満の可能性があります。肥満は膝が悲鳴をあげています。ダイエットから頑張らなくてはなりません。
肥満ではない場合は、気持ち早足のウォーキングを始めます。最初は15分くらいでも良い汗を流せます。毎日何時からと頑なに決めて取り組むよりは、週に3回以上などと緩く決めたほうが長続きするものです。ご自身の性格と相談の上、決定し臨機応変に変更してはいかがでしょうか。
継続しなければ膝の筋力は元に戻ってしまいます。膝サポーターがあるから大丈夫、という生温い意志では改善しません。嘘でも良いので「来月までにサポーターを外す」などと目標を立てて過ごすと、後ろ向きな気持ちからくるストレスが軽減されて血流も良くなります。
体調が良くなったと実感できると、からだに良いものを摂取したくなるものです。野菜、果物、乳製品、大豆製品、豚肉、魚介類を腹七部くらいを目安に摂取しましょう。
正しい歩き方で劇的回復
膝の痛みを訴える方は男性よりも女性に多いのですが、主な理由としては男性よりも筋肉が少ない、閉経によるホルモンバランスの変化で骨が弱くなることがあげられます。それともう一つ、男性に比べハイヒールなどさまざまな形状の靴を履く習慣があることも一因と考えられます。
普段から履いて慣れておかないといざというときに怖いかもしれませんが、なるべくふだんはスニーカーやローヒールのものを履いて、膝の負担を減らしてあげましょう。正しい歩き方は、膝を曲げずに歩きます。前に足を出したときに膝が伸びているとご自身も楽です。
ハイヒールではなかなか訓練しないとできない歩き方ですし、腰痛をかばって膝痛になることもあります。おしゃれは忍耐とはいいますが、長くおしゃれを楽しみたいのであれば、過度な忍耐は本末転倒になります。
まとめ
膝が痛い!!運動しすぎ?しなさすぎ?
極端な生活習慣を改善する
運動と食事が基本
正しい歩き方で劇的回復