最近、 膝の痛み を感じるけど、膝をぶつけた、ひねったなどはっきりとした 原因 は思い当たらない…といった方もいらっしゃると思います。膝には動きをサポートするためにさまざまな構成体が関わっています。これらが不具合を生じてしまうと痛みの原因にもなります。
では、具体的にはどのゆなことが原因となるのでしょうか?
膝の痛みを感じる…なにが原因!?
膝の構造
膝は大きくわけて太ももの骨である大腿骨と下腿部分の脛骨、そして膝のお皿とも呼ばれている膝蓋骨の3つの骨で構成されています。
それぞれの骨の間には膝の動きをスムーズにするためにスペースがあいており、骨の表面は軟骨で覆われていることで骨同士の衝突を防いでいます。
さらには、動きのサポートとして靭帯や半月板などの軟部組織が存在しています。前十字靭帯や後十字靭帯は脛骨が前後へ大きくずれてしまうことを支えており、内側側副靭帯や外側側副靭帯は膝の左右のズレを支える役割をしています。
そして、これらの骨や軟部組織の外側を筋肉が覆っており、動きの大きなサポーターとして力を発揮しています。
膝の痛みの原因となるものは?
膝の痛みの大きな原因となるものとして、変形性膝関節症を発症する場合や、スポーツや日常生活のなかで膝に負担がかかる、O脚やX脚などの骨格の変形、膝周辺の筋肉が衰えてしまうことがあります。
具体的な理由としては、変形性膝関節症では膝の骨の間に存在する軟骨がすり減ることによって膝が変形し、痛みのもととなってしまうのです。
また、筋力をつけるために運動をすることはとても大切ですが、負荷がかかりすぎる場合や、疲労が回復されない状態で続けてしまうと膝の痛みを発症する原因となってしまうのです。
さらに、体重が多すぎることで膝へ負担をかけすぎてしまっている場合にはなお膝の故障原因へとつながってしまうので運動の方法にも注意が必要です。
O脚やX脚などの脚の骨格が変化してしまっている場合には、O脚では外側にX脚では内側に圧力がかかりやすくなり、痛みが発症しやすくなるのです。
膝が痛くなった場合の対処法は?
膝の痛みが発症する原因は先ほど述べていますが、痛みが発症してしまった場合にはどのように対処すればよいのでしょうか。膝の痛みを感じる場合には、まず氷などをいれた袋を膝にあてて膝を冷やすことがおすすめです。
また膝を冷やす場合には、痛みの感じる部分のみにあてるのではなく、内部組織を損傷している場合も考えられるので膝全体を包み込むようにして冷やすことがおすすめです。
これは腫れや熱感がある場合にもおすすめです。痛みなどの炎症症状がみられている期間は極力膝の運動を避け、安静にしましょう。場合によっては松葉づえを利用し膝への負担を減らすことがおすすめです。
痛みが解消されてきた場合には?
痛みなどが解消されてきた場合には、筋力トレーニングをおこない膝を筋肉で支えてあげると膝の痛みの再発予防にも効果的です。
ただし、筋力トレーニングは急に負荷をかけてしまうと、膝の負担となり、再び痛みや腫れなどの症状を発症してしまうため、注意が必要です。
軽い負荷よりはじめ、少しずつ強度、回数ともに増やしていくことが再発を予防しつつも筋力強化をおこなっていくためにも最適です。また、体重が多い方である場合には体重を減らす工夫も必要です。
体重の減少には食事制限と運動を合わせておこなうことが必要です。運動は主に筋力トレーニングと有酸素運動がありますが、膝の痛みが回復した時点であったとしても、急に筋力トレーニングをはじめてしまうと再び膝を壊してしまう可能性があります。
そのため、まずはウォーキングといった負荷の低い有酸素運動をおこなうことがおすすめです。ただし、ウォーキングは負荷が低いといってもアスファルトの上だと体重から受ける影響は少なくともあるので、できることならば水中運動を最もおすすめします。
水中運動は水の浮力を利用し膝への負担を減らすことができるのです。
まとめ
膝の痛みを感じる…なにが原因!?
膝の構造
膝の痛みの原因となるものは?
膝が痛くなった場合の対処法は?
痛みが解消されてきた場合には?