胃がキリキリと痛むことってありますよね。多くの場合はトイレに駆け込めば治まりいつもどおりに過ごせるはずです。しかし、もしトイレに駆け込んでもまだ胃がキリキリと痛む場合は要注意です。
胃 が キリキリ と痛む感覚が長く続く場合、危険な病気が隠されているかもしれません。
胃がキリキリ痛む!?ストレスが原因の3つの胃の病気(前編)
胃がキリキリと痛むのはストレスが原因かも
胃が痛くなる原因にはさまざまな物がありますが、日常的に多いのがストレスです。人の体はストレスを感じると胃粘膜を保護する粘液の分泌を抑制してしまいます。
そのため、胃粘膜を保護する粘液の分泌が抑制されてしまうことで自分自身の胃酸によって胃粘膜を傷つけてしまいます。これが、胃がキリキリと痛む原因です。
ストレスには職場環境や人間関係、不安などからくる精神的ストレス、寝不足や偏った食事、体調不良などからくる身体的ストレスの2種類があります。
また、食べ過ぎや極度の空腹なども胃酸が胃粘膜を傷つける原因となってしまう場合があります。
頻発するキリキリとした痛みは病気のシグナル
お腹が急に痛くなることは健康な体でも日常的におこります。ほとんどの場合はトイレに行くか、お腹を暖めつつしばらくじっとしていれば痛みがやわらぎ回復します。
しかし、もし胃がキリキリと痛む感覚があり、トイレに行ったりじっとしていたりしても解消されないことがあれば、以下のような病気にかかっている可能性があります。
胃が痛む原因でもっとも多い急性胃炎とは
胃がキリキリと痛む病気でもっとも日常的に多いのが急性胃炎です。急性胃炎はストレスによって胃粘膜を保護する粘液の分泌が抑えられる、刺激物の過剰摂取や食べ過ぎなどによって胃酸が大量に分泌されることにより、自分自身の胃酸で胃が傷つけられて炎症をおこしてしまうことで胃が痛くなる病気です。
症状としては胃のあたりにキリキリとした痛みを感じる以外にも、不快感やむかつき、嘔吐、食欲不振があります。
急性胃炎の主な原因は精神的ストレスやアルコールやコーヒー、タバコ、香辛料、冷たい水などの刺激物の過剰摂取、不規則な生活、薬の副作用などが考えられます。
急性胃炎の場合、急性胃炎を引き起こしている原因を取り除き、症状に合った薬を服用することが大切です。
また、急性胃炎の場合は1食から2食ほど絶食をすることで症状が緩和されることがあります。絶食の際には水分補給を欠かさず行って頂きたいのですが、冷たい飲み物は避け、なるべく常温の水かぬるめのお湯で水分補給を行うようにしてください。
その後症状が落ち着いてきたら野菜スープやホットミルク、ヨーグルトなどの胃に優しく消化しやすい物から食べるようにして様子をみてください。その後痛みや不快感などがなくなれば、おかゆや柔らかく茹でたうどんなどから徐々に普通の食事へと戻していくのがよいでしょう。
多くの場合はこのような食事制限で改善しますが、それでも激しい痛みや嘔吐がある場合はなるべく早く専門医に相談をすることをおすすめします。
まとめ
胃がキリキリ痛むの!?ストレスが原因の3つの胃の病気(前編)
胃がキリキリと痛むのはストレスが原因かも
頻発するキリキリとした痛みは病気のシグナル
胃が痛む原因でもっとも多い急性胃炎とは