身体の深部に存在し、骨組をしっかりと支えているインナーマッスルですが、 インナーマッスル の衰えにより 腰痛 を引き起こしてしまうことがわかっています。
そこで、しっかりと日ごろからインナーマッスルを強くしておくことが大切なのですが、実は腰痛の予防以外にも身体に嬉しい効果があるのです。
インナーマッスルを鍛える効果は腰痛予防以外にも!
インナーマッスルとはなんのこと?
身体にはたくさんの筋肉が存在しており、それぞれが身体を効率的に動かすために働いています。
身体に多数ある筋肉はアウターマッスルとインナーマッスルの2つに分類することができます。
アウターマッスルとは、主に身体を大きく動かすためにはたらく表面に位置する筋肉を示しています。例えば、大胸筋や上腕二頭筋などです。
反対にインナーマッスルは身体の深部に位置しており、身体の骨組をしっかりと支えるはたらきを主にしています。大腰筋や腹横筋などが代表的なインナーマッスルです。
インナーマッスルはなかなか鍛える意識を持っている方も少なく、筋力が低下しがちでもあります。
しかし、インナーマッスルを日ごろから鍛えておかなければ、腰痛などの慢性的な身体の痛みの原因になってしまうといわれているのです。
インナーマッスルと腰痛
インナーマッスルの筋力低下が原因となり感じる身体の痛みで代表的なものが“腰痛”です。筋肉が疲労してしまった状態で感じる痛みなどは筋筋膜性腰痛といわれています。
この1番の原因は身体にかかる負担を筋肉で支えきれていないことにあります。腰やお腹周りには多くの筋肉が存在しており、インナーマッスルも数多くあります。
特に、お腹から腰周りはインナーマッスルがベルトのような形になって背骨を支えているため、どこかの筋肉に筋力低下がみられると腰痛を引き起こしやすくなってしまうのです。
そのため、特にお腹周りのインナーマッスルは常に必要程度の筋力を維持しておくことが大切なのです。
インナーマッスルの鍛え方は?
では、インナーマッスルはどのように鍛えればよいのでしょうか。
インナーマッスルはよくみかける筋トレのように大きく身体を動かすことで鍛えられるわけではありません。どちらかというと、同じ姿勢をキープしたり、腹式呼吸をするだけでも鍛えることができるのです。
仰向けに寝転がりお腹を大きく膨らませる、反対に極限まで縮こませるというような腹式呼吸をおこなうだけでもお腹周りのインナーマッスルを鍛えることができます。
またお腹を極限まで縮こませた状態で腕立て伏せの恰好を30秒キープするというようなトレーニング方法もあります。
お腹周りのインナーマッスルを鍛えるうえで大切になるのがお腹側と背中側だけでなく、お腹の横の筋肉も意識をして鍛えるということです。
腰痛予防に重要なのはお腹周りの筋肉をバランスよくトレーニングし、しっかり背骨を支えることです。
そのため、どこか一方に偏ってしまうように筋肉を鍛えてしまうとバランスが崩れてしまい、腰痛を引き起こしてしまうのです。
インナーマッスルは腰痛予防だけではない!
インナーマッスルを鍛える効果は実は腰痛の予防だけではないのです。
インナーマッスルの筋力が高くなると、日ごろ生活しているなかだけでも筋肉によるカロリーの消費量が高くなります。
もちろん、体重の減少には有酸素トレーニングや摂取カロリーの制限なども必要ですが、インナーマッスルがカロリーを消費してくれるようになると太りにくい身体を作ることができるのです。
また、アウターマッスルを鍛えた場合と比べて筋肉がつくことで身体が大きくみえることが少ないのです。
筋肉を鍛える場合にはもちろんアウターマッスルのトレーニングも必要ですが、インナーマッスルのトレーニングに目を向けてみてはいかがでしょうか。
まとめ
インナーマッスルを鍛える効果は腰痛予防以外にも!
インナーマッスルとはなんのこと?
インナーマッスルと腰痛
インナーマッスルの鍛え方は?
インナーマッスルは腰痛予防だけではない!