風邪をひいたわけでもなく、どこか具体的に悪いというものでもないのだけれども体調がしばらく良くないという場合は、 自律神経失調症 の可能性があります。その症状は個人差があり過ぎて言い尽くせないほどですが、根幹となる 症状 には共通点もみられます。
体調に自信のない方は確認してみましょう。
私も自律神経失調症?心身の症状とは
ふだんの自分が自律神経失調症?
うつ病との違いは比較的日常生活には支障が出ないくらいに、ご自身で努力して動けるというレベルです。うつ病は頑張ってもどうしてもからだが動かないということがあります。
自律神経失調症は精神面の症状として、不安や焦燥感、なぜか憂うつな気分になったりわけもなくイライラしたりといったものがあります。
性格的に子どもの頃からこのような面はある、という方は生まれつき自律神経失調症なのだろうかと心配になってしまうかもしれませんが、それは育った環境によるものであって別の問題です。
子どもの場合は勉強のやる気はなくても遊ぶ元気があれば健康的には正常といえるでしょう。
自律神経失調症は無気力状態に陥って集中力も低下し、趣味にも関心がなくなったりと人生にやる気を失ってしまった抜け殻が必要最低限の行動をこなしているような症状があらわれることもあります。
学校を卒業してからずっと元気がない、というのも自律神経失調症の可能性は十分あります。
どこも痛くもかゆくもないけれどやる気が出ないというのは初期の症状ですから、毎朝ラジオ体操をして特に深呼吸を丁寧に1日に何度も行う習慣をつけると症状が改善する見込みがあります。
ストレス過多で息切れに?
憂うつ気分を通り越して身体的な症状があらわれると、いよいよ日常生活にも支障をきたす場面が出てくるかもしれません。自律神経が正常のはたらきをしなくなると呼吸困難とまではいかなくても、動悸や息切れを起こしやすくなります。
運動したり怒っているわけでもないのに、胸に圧迫感を覚え血圧が上昇するのはストレスが原因です。交感神経は緊張状態が続くと脈拍が早くなるのです。また酸欠状態に近い症状が生じると、寝苦しさを感じたり息を吸い込めないような感覚に陥ったりします。
これらは余程の緊張や不安感が日常的に生じていなければ、身体の異常としてあらわれることはありません。酸素が不足すると血の巡りも悪くなりますので、めまいやふらつきなどの症状もみられます。
朝起きたときや立ち上がったときに貧血で意識が遠のいたり、歩行時にフワフワした感覚に襲われたりします。そして熱が出ることもあるようです。
女性に多い症状で、月経前後や妊娠中でもないのに体温がふだんより0.5度以上ほど高い状態が続いたりからだがだるい感じが休んでもとれなかったりします。
進行すると自分との戦いに
もう少し進行すると、ガマンするのもつらい症状が出てきます。偏頭痛がその一つですが、社会人になってからずっと偏頭痛持ちだという方は慢性的なストレスがあるといって良いでしょう。
疲労感が全くない人生は滅多にないと思われますが、いくらなんでも異常に疲れやすい、からだに力が入らない、関節がだるくて動かすのが億劫だなどというのは並大抵の状態ではありません。
それに加えて肩こりや首こり、耳鳴りまでし始めては朝から夜まで絶え間なく憂うつな気分にもなりかねません。自律神経の乱れはケガのようにはた目にはわからないのがつらいところです。
不眠症になることも多いので、顔色が悪くて体調の悪化に気がついてもらえることはあるかもしれません。睡眠不足で昼間に眠気に負けて居眠りをしてしまうと、周囲に迷惑をかけてしまうことになる場合もあるでしょうからよく気をつけましょう。
食欲がなくなるのは深刻な状況です。動物としての生命力が弱まっているほど、精神的に追い詰められているのではないでしょうか。食べないとからだに悪いしと頑張って口にしても、吐き気をもよおしたり胸焼けのような症状が出たりします。
お通じが悪くなるのもストレスや緊張で自律神経が乱れているためです。病院へ行こうか迷ったら、とりあえず気軽に行ってみると良いでしょう。
まとめ
私も自律神経失調症?心身の症状とは
ふだんの自分が自律神経失調症?
ストレス過多で息切れに?
進行すると自分との戦いに