線維筋痛症という病気をご存じでしょうか?全身の関節や筋肉に激痛がはしり耐え切れず病院で診察をうけてもどこにも異常がみつからない。そんな時は線維筋痛症とうい病気かもしれません。
全身の 関節 や 筋肉 の痛みを引き起こすのに異常が見当たらない不思議な病気、線維筋痛症についてご紹介します。
全身の関節や筋肉に激痛が走るこわい病気 線維筋痛症とは(前編)
こんなに痛いのに異常なし?線維筋痛症とは
線維筋痛症の痛みは全身をガラスの破片が流れるような激痛といわれるほど強烈です。しかし、どれだけ痛くても病院で検査をしてみると異常なしと診断され原因がわからず苦しみ続ける人が多い病気です。
線維筋痛症の原因はまだよくわかっていませんが、関節や筋肉に慢性的な痛みやこわばりがみられることからリウマチ性疾患の一つとして考えられています。
しかし、通常のリウマチとは異なり、関節の腫れや変形などの異常は体のどこにもあらわれることがないため、通常の検査ではみつけることができず、異常なしと診断されてしまうのです。
どんな人がなりやすい?線維筋痛症になりやすい人とは
線維筋痛症は発症する原因がわかっていない病気のため誰でも発症する可能性のある病気です。しかし、実際に発症している人の多くは20代~60代の女性に多い病気です。
特に育児や仕事、家事など何かと忙しくストレスや痛みを溜めこみやすい中高年の女性の人が線維筋痛症と診断されるケースが多いといわれています。
また、発症しやすい人の特徴として、生真面目な人や内向的な人、ストレスを溜めこみやすい人、自律神経失調症の人などがあげられます。
発症しやすい人の特徴からもわかるとおり、線維筋痛症はストレスとの関係性が考えられるため、社会的ストレスや心理的ストレスなどによって脳の痛みを感じる部分が誤作動しておこる病気であると考えられることもあります。
こんな症状があれば要注意!線維筋痛症の症状
線維筋痛症の主な症状は耐えられないほどの強い痛みです。痛み以外の症状としては疲労感や怠慢感、関節や筋肉のこわばりなどがあります。
また、全身におこる強い痛みへの不安や痛みがあるにもかかわらず、通常の診察では異常なしとして診断されることによるストレスからうつ病を併発しやすい病気といわれ、不眠症や生理不順なども引き起こす病気です。
また、痛みに関しては痛みが全身でおこることもあれば、体の一部でしか起こらないなど痛みの範囲が流動的に変化します。
まとめ
全身の関節や筋肉に激痛が走るこわい病気 線維筋痛症とは(前編)
こんなに痛いのに異常なし?線維筋痛症とは
どんな人がなりやすい?線維筋痛症になりやすい人とは
こんな症状があれば要注意!線維筋痛症の症状