毎日の労働の中で、必ずといっていいほど生じる肩こり。特にパソコンを使って作業する人は悩みを抱えることが多いかと思います。
そんな肩こりをほぐすのに効果的な方法の1つがツボマッサージです。 肩 こりに効く ツボ の位置を知って、気持ちよく肩こりを解消しましょう。
ツボマッサージで肩こり解消!
ツボって何?
ツボ、とは皮膚の上から刺激を与えることで何かしらの症状を改善させる効果のあるポイントであり、経穴(けいけつ)と専門的には呼ばれています。
東洋医学においては、目に見えない気の流れを前提としており、その流れの道筋を経絡(けいらく)と呼んでいます。経穴とはこの経絡上の重要なポイントであり、気が集まりやすい、気が停滞しやすいため、治療においての有用なポイントとなるのです。
肩こり解消に効果的なツボ
では、肩こりに効くツボを紹介していきましょう。人体にツボは300個以上もあるとされており、ここで示すものは、ほんの一部になります。
百会(ひゃくえ)
頭の頂点の、押すと少しへこみを感じる場所が百会です。精神疲労や眼精疲労が原因の肩こりに効果的であり、自律神経の働きを整える効果もあります。
欠盆(けつぼん)
肩の前方がこっている場合に、効果的なツボは欠盆です。欠盆は、鎖骨の真ん中から指一本分内側の部分の、鎖骨直上です。押しやすい指の腹を当てて、皮膚に垂直に押圧してみましょう。
天柱(てんちゅう)
首の後ろ側にある筋肉の外側のツボです。首の中央の高さ、頸椎(背骨)のすぐ両端の部分になります。親指の腹をツボに押し当て、両手で後頭部を包むようにすると、ツボを刺激しやすいです。
風池(ふうち)
天柱のすぐ外側にあるツボが風池です。天柱から外側に指一本分ほど親指をずらしましょう。天柱と同様に両手で後頭部を包むようにして、親指の腹で風池を刺激します。
肩中兪(けんちゅうゆ)
首の根元のツボです。まず、首の根元の部分の頸椎の中でも一際大きな出っ張りを見つけます。見つかりにくい人は、顔を下に向けてみるとよりわかりやすいでしょう。この大きな出っ張りから指3本ほど外側のポイントが肩中兪です。押さえやすい指の腹で、刺激しましょう。
肩井(けんせい)
肩中兪からさらに指3本ほど外側にいった点が肩井になります。首の付け根と肩の関節のちょうど中間点であり、肩の上のこりには効果的です。人差し指や中指の腹を使うと、刺激しやすいでしょう。
膏肓(こうこう)
肩甲骨の内側のツボです。肩甲骨の縁の中央部のすぐ内側で、少しごりごりした部分です。背中のツボになるので、自分で押圧しにくければ、誰かに手伝ってもらいましょう。
曲池(きょくち)
肘の外側のツボになります。肘を曲げた時にできるしわの先にある、骨の出っ張りの手前の点です。腸の調子を整え、便秘解消の効果もあります。
手三里(てさんり)
曲池の少し下側、肘を曲げた時の横ジワから手首側に指3本分の位置の外側が手三里です。指の腹が押圧しやすいでしょう。
外関(がいかん)
外関は手首の甲側の付け根から指3本分、肘側に近づいた点です。その中央部を、親指を立てて押圧すると刺激しやすくなります。慢性的な肩こりにも効果的なツボです。
合谷(ごうこく)
肩こり解消のツボとしては、最も有名かもしれません。手の甲の面の、親指の付け根と人差し指の付け根の間にあります。反対側の親指を使うと刺激しやすいでしょう。
ツボ押しの注意点
ツボ押しは1回30秒〜2分ほどで、痛くなりすぎない程度の強さで押しましょう。また、ツボはグリグリとひねるように押すよりは、皮膚と垂直にまっすぐ押圧するほうが、良い刺激を与えることが出来ます。
まとめ
ツボマッサージで肩こり解消!
ツボって何?
肩こり解消に効果的なツボ
ツボ押しの注意点