多くの方が、肩こり で悩まされている事をお聞きします。年齢的に高齢の方が、肩こりになると言われがちですが、若い人でも肩こりになる要因があります。
肩こりにならないように、日常生活での心がけで予防できることがあります。
肩こりは、年齢以外にも原因がある。
肩こりの症状は?
「肩こり」と言う病名は、医学上正式には存在しません。肩こりを経験したことがない方には分かりづらいかもしれませんが、肩に何かが乗っているような感じで、スムーズに肩が動かせない状態になります。
「肩が張る」という表現としてもよく使われますが、肩を回す、腕をあげるなどの動作が困難になり、日常生活で支障をきたすこともあります。若い頃できたことが突然できなくなり、肩の異常を実感する方も多いはずです。
肩こりの発生個所は?
首から肩にかけて、僧帽筋という筋肉があります。その筋肉が肩こりの発生箇所になります。僧帽筋がこわばった感じや違和感が断続的に続き重症化すると、痛みやコリが拡大化していく性質があります。
肩こりの原因は肩付近の酸素が不足して、疲労物質や老廃物がたまり血行障害が起きることにより症状が発生します。
「肩こり」という表現は、肩付近の違和感をうまく表していますが、この表現は日本独自であり外国では、「首や背中に関する症状」として扱われています。
肩こりが起きる要因は?
肩こりが起きる要因は、様々あります。年齢からくる筋肉の衰え、体型による肩への負担、日常生活での姿勢や病気が原因とも言われています。
年齢からくる筋肉の衰えは、高齢になると体中の筋肉に柔軟性がなくなり、硬くなることにより血行障害をおこします。それが肩で起き、肩こりになります。
四十肩、五十肩も似ている症状ですが、これは関節の炎症が原因とされています。
体型による肩の負担は、肥満やなで肩、猫背の人が該当します。正しい姿勢の人に比べ前かがみの姿勢を取りやすく、肩の筋肉への負荷が大きいため疲労しやすく血行障害が起き、肩こりになります。
日常生活において、仕事や趣味でパソコンなどを使用する際は、同じ姿勢を長時間維持することで僧帽筋やその周辺の筋肉が持続的緊張により硬くなってしまい、血行障害を起こしやすくします。
関連がないように思われがちですが、視力低下と眼精疲労からくる目の異常は、肩の筋肉と密接な関係があり肩こりに影響を与えるようです。パソコンやスマホを1日6時間以上使用する人は、この点も注意が必要です。
病気では、内臓疾患から背中や肩がこる症状も前兆として起こるようです。
女性では、女性特有の病気でも肩こりになりやすいと言われています。単なる肩こりとして扱うと重症化してしまいますので、異変を感じたら医療機関を受診することをお勧めします。
他にも、ストレスを感じている人やうつ病の人は、体全体で筋肉内の血管が収縮してしまい、血行が悪く老廃物の蓄積が原因となり肩こりが起きます。
肩こりに最適な対処方法は?
肩こりは、僧帽筋の筋肉の血行障害が大きな原因と言えます。そのため、肩の筋肉を温め血行を促進します。
入浴や軽いマッサージで改善がみられたら、単なる肩こりなので血行悪化が原因です。そのとき、強めのマッサージや肩を叩くことは、肩の筋肉組織に悪影響なので行わないでください。
また、改善されない場合は別の原因が考えられるので医療機関を受診しましょう。
最近では、肩こり解消グッズや肩こり用の医薬品なども販売されています。ご自分の症状にあったものを選び、肩こりがひどくならないように活用しましょう。
まとめ
肩こりは、年齢以外にも原因がある。
肩こりの症状は?
肩こりの発生個所は?
肩こりが起きる要因は?
肩こりに最適な対処方法は?