「肩こりを病院で治療する(前編)」では、肩こりの場合は何かを受診するのか、また整形外科を受診した場合の治療法についてご紹介しました。後編では、 肩こり に伴い別の症状がある場合、受診するとよい神経内科や脳神経外科での治療法をご紹介します。
また、 病院 を選ぶ上でのセカンドオピニオンの重要性についてもご紹介します。
肩こりを病院で治療する(後編)
神経内科での治療法
肩こり以外の症状が辛い方は受診してみると良いでしょう。ほかの病気の隠れサインである可能性があります。頭痛、手足のしびれ、力が入らないなどの症状があれば、できるだけ具体的に詳しく医師に伝えましょう。
その後、脳や神経、脊髄に異常がないかを検査していきます。それで問題がない場合は、肩こりの治療をすることになります。医師から紹介されることもあるかもしれませんが、整形外科へ早めに足を運びましょう。
この段階で、もし脳に異常が見つかったりすれば脳神経外科を受診することになります。
脳神経外科での治療法
頭痛などの症状がひどかったり、神経内科で「念のため」と紹介されたら受診しましょう。精密検査をして何もなければ、「重度の肩こり」と言われ整形外科を紹介される場合もあります。
「たらい回しにされた」と考えるとストレスで余計に肩こりが悪化しかねません。「原因がはっきりわかって良かった」と前向きに捉えましょう。
セカンドオピニオンの重要性
セカンドオピニオンとは、主治医以外の医師に求める意見や診断のことです。肩こりを病院で治療しようと賢明な判断を行い、病院へ行ってみたものの、治療法の選択肢が多岐にわたり、どの治療法が最善であるのか迷ってしまわれる方もいるでしょう。
ここでぜひ頭の片隅に留めていただきたいことは、医師も人間であるということです。患者はあなた一人ではなく、あなたの全てを理解することも不可能です。痛みを説明しても、うまく伝わらないこともあるでしょう。診断を間違えることもないとは言えません。
だからこそ、セカンドオピニオンの活用をお奨めします。医師によって症状に対する考え方が異なったり、施設によって設備の質に差があります。誤診を防ぎ、最善の治療を受けるためには、複数の医師の意見を聞くことは重要です。場合によっては、主治医を変えることにもなるでしょう。
また、元の主治医がセカンドオピニオンの活用を快く思わない可能性もあります。けれども、そこで萎縮しては本末転倒です。重要なことは「肩こりを治す」ことです。目的を見失わず、医師の説明を鵜呑みにし過ぎず、最善の治療法を選択できるよう行動し、ご自身でも努力することが大切です。
まとめ
肩こりを病院で治療する(後編)
神経内科での治療法
脳神経外科での治療法
セカンドオピニオンの重要性