毎日の家事やデスクワーク、長時間の運転を終えてみると、「肩が重い」、そんな経験はありませんか?
現代人を悩ませる 肩こり 。その原因は筋肉の使い過ぎによる血行不良であることが多いです。硬くなった筋肉のこりを簡単 ストレッチ で 解消 しましょう。
簡単ストレッチで気になる肩こりを解消!
肩が重い。肩がこる。そのワケは?
長時間同じ姿勢をとったり、同じ作業を続けたりすることで、ある特定の筋肉ばかりを使い続けていることが肩こりの原因の1つです。
ある筋肉を使いすぎることで、筋肉中の酸素が欠乏し、疲労代謝物質である乳酸が蓄積されていきます。そうすることで、筋肉内の血流が阻害され、筋肉はよりいっそう硬くなっていってしまいます。
入浴やマッサージ、ストレッチによって肩が軽くなったという経験をお持ちの方も多いかと思います。これは筋肉内の血行不良が改善され、血液循環が良くなることが大きな理由として挙げられます。
ストレッチで血行改善
筋肉中の血行不良による酸素欠乏や乳酸の蓄積は、筋肉を緊張させてどんどん硬くさせてしまいます。その硬くなった筋肉を伸ばし、ほぐしてあげることは血行の改善に非常に有効です。
肩がこったかな、と思ったらこまめにストレッチを行いましょう。ストレッチによる血行改善は肩こりを解消し、ひいては作業の効率アップにもつながります。
では実際に、肩こりを解消するストレッチにはどのような方法があるのでしょうか。一口に肩こりといっても、疲れを感じている部位は人によって様々です。肩全体が重たい場合や、肩甲骨周りに痛みを感じる場合、首の付け根がこっている場合など、その症状によって適切なストレッチ方法は変わってきます。
今回は、肩甲骨まわりのストレッチと首まわりのストレッチをそれぞれご紹介しようと思います。ストレッチといっても無理矢理に筋肉を伸ばす必要はありません。力を加えすぎず、気持ちがいいと感じる程度が適切です。
肩甲骨まわりのストレッチ
肩を動かす際に非常に重要となるのが肩甲骨の動きです。肩が重い、動きが悪いと感じている方の多くは、実は肩甲骨の動きがさびついてしまっているのです。
肩甲骨まわりのストレッチ
- 肩が耳に近づくように、まっすぐ上に持ち上げましょう。腕は力を抜いて、ダランと垂らします。肩甲骨を上下に動かす意識で肩全体を大きく上げてきます。肩を上げきったら、そこで一度止め、一気に力を抜きます。 腕の重みで肩がストンと落ちてくると思います。10回程度を目安に、持ち上げて脱力、を繰り返します。
- 両手を組んで、まっすぐ上に伸ばしましょう。身体全体で伸びをすると脇の下の部分が伸ばされます。まずは上方向にゆっくりと息を吐きながら5秒間、伸びをします。続いて、手を組んだまま両腕を右へと倒します。これもゆっくり息を吐きながら5秒間。左の脇の下がよく伸びます。最後は左へ5秒間、ゆっくりと右の脇の下を伸ばしましょう。上、右、左、3方向へそれぞれ3〜5回ずつストレッチを行います。
- 両手を組んで、腕を前方に突き出します。手のひらが身体の外側を向くようにし、そのまま前方へと押し出します。同時に背中を丸めていくことで、肩甲骨が外側へと引っ張られていきます。ゆっくりと息を吐きながら5秒間、3〜5回を目安に伸ばしていきます。
- 両手を後ろで組みましょう。肘をまっすぐ伸ばして、お尻の前で組んだ手をゆっくり上に持ち上げます。肩甲骨を内側に寄せていきます。ゆっくりと息を吐きながら5秒間、3〜5回を目安に伸ばしていきます。
首まわりのストレッチ
- 両手を後頭部の後ろで組みましょう。下を向くように頭を前方に倒し、後ろで組んだ手で後頭部を下に向かって押さえていきます。首の後ろから背中まで、縦向きの筋肉を伸ばしていきます。
- 首をかしげるように右側に倒します。右手で頭を掴んで、さらに頭を右に引っ張りましょう。左の首筋の筋肉を伸ばしていきます。伸ばし終わったら、次は左手で頭を左に傾けます。左右の首筋のこり具合によって、伸ばされる感覚が変わってくるかと思います。
まとめ
簡単ストレッチで気になる肩こりを解消!
肩が重い。肩がこる。そのワケは?
ストレッチで血行改善
肩甲骨まわりのストレッチ
首まわりのストレッチ