皆さんは、肩が凝ってきたらご自身で揉んでみたりグルグル回してとりあえずその場をしのぐことが出来ていますか。それでも何となく 気持ち悪い 感じがしていつまでもスッキリしない 肩こり は、姿勢の悪さなど一般的な原因のみではない可能性もあります。
原因を検討して、必要であれば病院へ足を運びましょう。
気持ち悪い症状を伴う肩こりの原因と改善法
気持ち悪さは自律神経の乱れ
「自律神経失調症」をご存じでしょうか。肩のコリや痛み、気持ち悪さを訴えていろいろ検査をしてもらったが異常がない場合、自律神経の乱れによる症状である疑いが高くなります。自律神経が乱れる原因には、主にストレス、月経、妊娠出産などが挙げられます。
自律神経失調症の場合、気持ち悪さを緩和する薬、例えば胸焼け用の薬などを服用しても効果は無いことが多いようです。したがって自律神経を整えるには、そのときの体調に合った方法が有効です。
気持ち悪い症状が続くと動きたくない、横になっていたいと思いますが、運動不足は特に良くありません。じっとしていると血の巡りが悪くなり、肩こりも悪化しますますゆううつな気分になってしまいます。
ハードな運動をする必要はなく、お散歩のつもりで少し歩くだけでもだいぶ違ってきます。遠回りしてスーパーやコンビニに行くくらいで十分です。
運動をして酸素を多く取り込むと、血行も良くなり、頭もクリアになり肩こりも楽になります。再発しないよう、毎日少しずつ運動するのが理想的です。
我慢できない気持ち悪さを伴う場合
何となく、ではなく吐き気やムカつきなど胃腸の具合が明らかに悪い場合、次のような原因が考えられます。ご自身の症状に当てはまらないかチェックしてみてください。
一つは、肩こりによる脳のはたらきの低下です。肩こりが原因で血行不良になると脳への栄養が届きにくくなり、その結果、吐き気やめまいなどが起こります。
二つめは、血行不良により全身の機能が低下している状態です。肩こりというからだの一部の症状がやがて肩の血行を悪くし、老廃物が滞りがちになったことによって全身の血行が悪くなり、内臓のはたらきまで脅かしているのです。
三つめは、肩こりが原因で吐き気が起こるのではなく、疲労が原因で「肩こり」と「吐き気」が同時に起きているということが考えられます。精神的・身体的な疲労が血行を悪くし、内臓の不調を招いた結果の症状です。
からだを温める
血行を良くし、疲労やストレスを軽減するのに最も適した方法は「からだを温める」ことです。肩こりに冷えは大敵ですし、寒さや冷えは胃腸のはたらきを低下させます。
いちばん良いのはお風呂にゆっくり入ることです。ただし熱すぎたり長風呂はかえって症状が悪化しかねません。
お風呂上がりに冷たい飲み物を飲む習慣のある方は多いと思いますが、温かいホットミルクやしょうが湯、ココアなどのほうがリラックス効果があります。こちらも熱すぎるのは内臓に負担をかけてしまいますので、冷まさなくて良いくらいの適温がお勧めです。
お休み前には、ストレッチや腹式呼吸を行うと寝付きも良くなります。全身に酸素と血液が巡るのを目を閉じてイメージしながら行います。イメージトレーニングというのは侮れません。体調の良い自分をイメージしながら眠りにつくと明日は今日より良くなっていることでしょう。
「気持ちが悪い」というのはちょっと休もうというからだからのメッセージです。疲れやストレスで呼吸が浅くなっているなと感じたら、深呼吸をしてからだを休めましょう。休むというのは横になることばかりではありません。
それでも一向に改善の兆しが見られない場合は、ほかの病気かもしれませんので病院へ行ってみたほうが良いでしょう。
まとめ
気持ち悪い症状を伴う肩こりの原因と改善法
気持ち悪さは自律神経の乱れ
我慢できない気持ち悪さを伴う場合
からだを温める