みなさんは温泉施設や家電量販店などで マッサージ機 を使い、家にもあれば 肩こり や首こりが楽になるのになぁ、などと一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
今回は、失敗しないマッサージ機の購入をシミュレーションしてみましょう。
肩こり解消にマッサージ機は有効か
マッサージ機のメリット
ご自宅にマッサージ機が1台あれば、時間を問わずいつでも使うことができます。電気代のみでご家族全員のマッサージをしてもらえますし、それぞれが整体院やマッサージサロンなどに通うよりずっと経済的です。
「いま」というときに通うのはなかなか面倒くさいですし、いちばんマッサージをしてもらいたい気分のお風呂上がりに外出するのはむずかしいですよね。
その点、家にマッサージ機があれば、テレビを観ながら音楽を聴いたり読書をしたりお菓子を食べたり、愚痴をこぼしたりしながらリラックスしてマッサージを受けることができます。気持ちが良くて眠ってしまっても、起こされる心配もありません。
マッサージ機のデメリット・危険性
まず、本格的なものは10万円前後、それ以上のものもあり大変高価です。本格的なものほどスペースもとります。
お店に長いこと通いつめて性能を吟味しても、ご自宅での使い心地というのはまた異なってくると思います。過度な期待をせず、5,000円前後のマッサージ機能付きクッション、ハンディタイプのものを試してみるのも良いでしょう。
スペースの心配もありませんし、3~6万円前後のコンパクト型チェアタイプもあります。精神的ダメージを抑えたい方にはお手頃な価格と性能です。また、信用度に重きを置かれる方は、「医療機器認証」を取得している製品から選ぶと安心できると思います。
マッサージ機本体のデメリットは、首筋から肩、背中、腰、おしりまで揉みほぐしてはくれますが、人にやってもらうような「もう少し左右上下」といったかゆい注文はできないことです。
また、小型のマッサージ機には腕と足のマッサージ機能が付いていません。となると腕足のために整体に行くのも何ですし、先行投資と考えて思い切って本格的な大型のものを購入したほうが良いかもしれません。
メカ音痴の方は、使いこなせるかという心配もあることでしょう。慣れないと狙った場所を刺激しにくいのは確かです。ご体質により、使用後余計に肩こりが悪化して首が回らなくなるケースも珍しくありません。クラっとしたり、頭痛がしばらく続く方もいらっしゃるようです。
強すぎる刺激は起立性低血圧(脳貧血)などを引き起こす危険性もあります。筋肉がヒクヒク動くというのは、電気が強すぎます。かえって筋肉が疲れてしまい逆効果です。
身体は電気に慣れてゆくので、少しずつ強度を上げてゆくのがいちばん安全で効果的です。電気のピリピリを所々感じるくらいが身体のためです。
最後に、低周波治療機などは脳に重大な障がいを起こす可能性がありますので、首から上には当てないように気をつけましょう。
使用上の注意点
「マッサージ」は医療行為の一部であり、適当に使用してはなりません。必ず使用時間を守り、ご自身に合っているか確認しましょう。もし違和感が続くようであれば、整形外科などの診察を受けてください。単なる肩こりではなく、ほかの病気のサインである可能性もあります。
製品の使用上の注意をよく読み、ご自身が使用対象者であるか確認を怠らないでください。血栓や動脈瘤などのご病気の方、ペースメーカーなどを使用されている方、妊娠中・出産直後の方、ご体調の悪い方などは使用できません。
マッサージ機は肩こりを根本的に改善するものではありません。マッサージの後、猫背で生活していては本末転倒です。気休め、気分転換に使用する心持ちでいるのが良いと思います。
まとめ
肩こり解消にマッサージ機は有効か
マッサージ機のメリット
マッサージ機のデメリット・危険性
使用上の注意点