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頚椎症性脊髄症ってどのくらい深刻?

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皆さんは 頚椎症性脊髄症 というとどのような症状を思い浮かべますか。頚椎が痛み出してそのうちこじらせて脊髄まで不調をきたすといったイメージでしょうか。神経の病気なのか骨の病気なのかも判断がむずかしいところです。どなたにも発症のリスクがある症状ですので、確認していきましょう。


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頚椎症性脊髄症ってどのくらい深刻?


- 目次 -

  • 病気?ケガ?
  • 治療すれば完治するの?
  • 予防できるの?

病気?ケガ?

はじめに、加齢によって頚椎が変形していきます。そして徐々に神経の通り道である脊柱管が狭くなり、脊髄が圧迫される病気です。それに加えて、頚椎が不安定な働きをするようになると連動して不安定な圧迫が脊髄に追い打ちをかけて、さまざまな障害を引き起こします。

主な症状は頚部や背部の痛み、そして意外に思われるかもしれませんが上肢の痛みやしびれ、筋力・感覚の低下です。症状が進行すると、手足にまで障害が出てきます。

お箸をうまく使えない、服のボタンがうまくかけられないとなるとフォークを使ったりゆっくり取り組んだりである程度改善されます。

しかし、足がスムーズに前に出ない、歩行が心許ないのは人目にもつきますしフォローがむずかしいものです。ましてや膀胱の具合が悪くなり、頻尿、失禁、開始遅延ともなるとご自身もとてもつらい気持ちになります。


治療すれば完治するの?

初期の段階で軽度の痛みやしびれ、感覚障害であれば消炎鎮痛剤、ビタミン剤などの内服で効果があります。また頚椎装具などを装着する保存療法が基本です。症状が進み、前述のお箸がうまく使えなくなったなどの症状が出てきて進行性のケースでは手術が必要になります。

手術方法は、頚椎の前方からアプローチする前方除圧固定術と後方からアプローチする椎弓形成術があります。一般的に日本人は頚椎脊柱管が狭いため前方除圧固定術が選択されるケースが多いです。どちらの術式も手術成績は極めて良好です。

しかし手術は100%ということはありません。失敗することもあることをまず頭に入れて置いてください。5%くらいの患者さんに、術後の上肢筋力の低下が生じます。肩が上がりにくくなるなどの症状が出ますが、数ヶ月以内に解消されるケースがほとんどです。

また、頚部痛が残存するケースが10~20%ほどあります。この数字をみて手術成績が良いか悪いかの判断は個人差があるかと思われますが、ほかの病気に比べればとても良いほうなのです。

ほかに、薬物療法もあります。消炎鎮痛剤、筋弛緩剤、非ステロイド系、安定剤などを四肢のこわばり、しびれ、疼痛などに対して使用します。また精神的な不安や不眠に対して抗うつ剤を使用することがあります。

これらのお薬は対症療法として日常診療上、使用せざるを得ないことになってはいますが、肝心の効果のほうは確証がありません。


予防できるの?

現在のところ、生活指導以外で症状の進行を予防できる手段は見つかっていません。頚椎の後屈位が症状悪化の元であることはほぼ確証されているため、パソコン作業やうがい、洗濯物干しなどの際に顎を上げすぎないように気をつけましょう。

同じ理由で、睡眠時の枕も合っていないようでしたら交換したほうが良いです。

また、スポーツは控えるべきですが特に水泳と頚部の運動は禁止です。スポーツでなくとも普段の生活で転倒や転落をしないように十分注意が必要です。可能性として、症状を悪化させて手術成績を低下させることがあるためです。

加齢に伴う頚椎の変形には椎間板の変性が大きく関係していることは疑いの余地がないのですが、食品やサプリメントなどで推奨できるものがこれといってありません。

しかしながら、わざわざインスタント食品や添加物を多く含んでいそうなものを口にするよりはいわゆる健康的な食生活をしてからだを鍛えておくに越したことはないでしょう。

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まとめ

頚椎症性脊髄症ってどのくらい深刻?
病気?ケガ?
治療すれば完治するの?
予防できるの?

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