手首や指先に負担をかけている方は腱鞘炎になりやすいといわれています。 腱鞘炎 は腱に炎症が起きてしまっている状態で、重症化すると痛みによって患部が動かしにくいことがあります。
そのような場合には サポーター を使用することがおすすめですが、サポーターを選ぶ際や使用する際には注意が必要です。
腱鞘炎の症状をおさえるためにサポーターが効果的
腱鞘炎とは?
腱鞘炎とは、腱が炎症を起こし腫れることによって周りを包んでいる腱鞘のなかを通ることができずに痛みを感じる怪我です。
腱鞘炎はドゥケルバン腱鞘炎とばね指の大きく2つにわけることができます。
ドゥケルバン腱鞘炎は主に手首周辺の痛みを引き起こし、ばね指は指を曲げ伸ばしした際に痛みを感じます。
手首や指に負担をかけ続けてしまうと症状を発症し、痛みが重症化すると痛みによって患部を動かすことができず、腫れや熱感などの炎症症状がみられるようになります。
産後のお母さんや日ごろからパソコン作業を1日中おこなっている方、バイオリニストやピアニストなどの方に発症しやすい怪我ともいわれています。
痛みを感じた場合にはまず安静にし、氷などで冷やし炎症症状をおさえることが大切です。
さらに手首から腕にかけての筋肉が硬くなっている可能性が高いのでストレッチやマッサージをおこなうことが効果的といわれています。
しかし、毎日どうしても手や指は使う必要があるため、そのような方はサポーターを使用することがおすすめです。
腱鞘炎の症状に合わせて選ぶサポーター
腱鞘炎は症状に合わせてサポーターを選ぶことが大切です。
腱鞘炎の症状は大きくわけて3つあります。
まずは、手首が痛い場合です。手首に痛みを感じる場合には、手首に巻き付けるタイプのリストバンド型がおすすめです。
手のひらなどにかからないため、指の動きを邪魔することなく手首の痛みを抑えることができます。
あくまでも手首だけを保護するため、指を動かした際に痛みを感じる場合にはこのタイプのサポーターは向いていません。
指を動かして痛みを感じる場合には指の動きを制動するサポーターがおすすめです。
指の動きが制動されるため、手先を使う作業はおこないにくくなりますが、痛みをおさえることは可能です。
ただし、サポーターが指にまでかかるため、水仕事などをする際には邪魔になることもあります。
また、親指を動かして痛みを感じる場合には親指の動きを制動するものに加えてリストバンド型を装着することがおすすめです。
このように、痛みの種類や用途によってサポーターを使いわけることで痛みを抑制することができ、治りも早くなります。
サポーターはどこで入手する?
サポーターは薬局やスポーツ用品店、ネット通販、病院などさまざまな場所で購入することができます。
購入場所はさまざまありますが、自分の症状や手のサイズに合ったものを確実に購入するためには試着でき、さらにはアドバイスをもらえるような場所で購入することがおすすめです。この点から考えると、薬局やスポーツ用品店、病院で購入することがおすすめです。
ただし、痛みを感じても仕事が忙しくなかなか足を運ぶことが難しいといったような方はネット通販での購入が便利です。
この場合には試着などが難しいため、口コミなどをみたうえで購入の判断をすることがおすすめです。また、購入から自宅へ到着するまで少し時間もかかることがあります。
サポーターへの依存に注意する
サポーターを装着することで痛みを緩和することができ、日常動作がおこないやすくなります。
しかし、いつまでもサポーターに頼ってしまうとサポーターがないと不安になってしまうことや治癒が遅れるといった原因になってしまうのです。
そのため、治療をおこないつつ、サポーターの利点をうまく利用し、サポーターの長時間使用は避けることをおすすめします。
サポーターはあくまでも補助的な道具のため、できるかぎりはやくサポーターを使用しない生活に慣れることがはやく治癒することにつながります。
まとめ
腱鞘炎の症状をおさえるためにサポーターが効果的
腱鞘炎とは?
腱鞘炎の症状に合わせて選ぶサポーター
サポーターはどこで入手する?
サポーターへの依存に注意する