股関節 の 痛み を感じる方は数多くいらっしゃると思います。この痛みの 原因 とはどのようなものがあるのでしょうか。また、股関節痛は男性に比べ、女性に多くみられるといわれています。
なぜ、 女性 に多くみられるのか、またどのような症状が多くみられているのでしょうか。
股関節の痛みの原因…特に女性に多いものとは?
なぜ女性に多くみられる?
男性と女性を比べると、股関節痛は女性に多くみられるといわれています。女性は生涯に妊娠や出産などを経験することで股関節周辺に変形を多く受けます。
そのほかにも女性は男性に比べると筋力が弱くなりやすいことがわかっています。これらの原因により女性に股関節痛が多くみられるといわれています。
女性に多い股関節痛
年齢を重ねるとともに股関節に痛みを感じる方は増えているといわれています。特に、女性の方が多く痛みを感じています。女性にみられる股関節痛のほとんどが変形性股関節症といわれています。
変形性股関節症とは年齢を重ねていくことによって、関節が歪んでしまうことによって発症します。
関節に含まれている水分は年々減っていきます。水分が抜けていってしまうと、関節に弾力がなくなり、骨同士がぶつかり合ってしまうことを防ぐことができず、骨同士のぶつかりによる痛みを感じてしまうのです。
さらに、姿勢の歪みなども関節を圧迫してしまい、関節がすり減っていくことで痛みを感じる場合もあります。
そのほかにも、関節リウマチも女性に多くみられるといわれています。関節リウマチは関節や骨などがこわばってしまう症状で、関節に痛みを感じます。
主には手や足の指先に多くみられますが、症状が進行した場合などには股関節も痛みを感じ動きにくくなってしまう場合があります。
変形性股関節症の主な症状
変形性股関節症の症状としては、お尻から股関節、太ももの痛みを感じます。軽傷の場合には運動をしている最中に痛みを感じる場合や運動後に痛みを感じる場合があります。痛み自体は数日ほど経つと痛みが和らいでいきます。
しかし、症状が進行していくと、股関節に限局した痛みを感じ、動きはじめから痛みを感じるようになり、最悪の場合には運動をしていない場合でも痛みを感じる場合も多くなります。
また、関節の拘縮もみられるようになり、これまではスムーズに足をあげて階段を上っていたものが足をあげることが困難に感じることもあります。関節が硬く動かしにくいと感じることもあり、これは関節拘縮とよばれています。
関節の拘縮や痛みが続いてしまうと、股関節を動かして歩くことが難しくなり、肩を揺らしてあるく跛行といわれる歩き方になってしまうといわれています。
股関節痛を防ぐ方法は?
加齢によって引き起こされることが多い股関節痛ですが、防ぐことはできるのでしょうか。関節リウマチについては予防をすることが難しいとされています。
しかし、変形性股関節症については完全に効果があることは明確にはなっていませんが、股関節周辺の筋肉を鍛えることで変形性股関節症の発症や進行を防ぐことができるといわれています。年々関節の水分が抜けてしまうのと同時に、筋肉も弱くなっていってしまいます。
筋肉は股関節を支え、動きを支えることのほかにも、関節に必要な空間を保つ働きをしています。
関節自体の水分が減ってしまい、関節が薄くなっている場合でも筋肉で関節の空間を保つことができれば、骨がぶつかり合うことを防ぐことができ、痛みの発症を抑えることが期待できます。
また、現在変形性股関節症を発症している場合でも空間を保つことができると痛みの減少につながるといわれています。
ただし、現在症状を発症してしまっている場合には筋力トレーニングの際に痛みを感じる場合もありますので、自分自身の症状に合わせてできる限りの範囲で運動をおこなうことをおすすめします。
運動のほかにも体重のコントロールをおこなうことで、関節にかかる負担を減らすことができるので、体重の増加には注意し、増加してしまった場合には運動や食事制限などで体重を管理することも予防方法のひとつです。
まとめ
股関節の痛みの原因…特に女性に多いものとは?
なぜ女性に多くみられる?
女性に多い股関節痛
変形性股関節症の主な症状
股関節痛を防ぐ方法は?