口の中が 白い ただれたようになる 口内炎 。お悩みの方が多いと思います。 治らない と思っている方も少なくありません。どうすれば治るのか?治していくためにはその病気について知ることが大切です。
ここでは、口の中が白くなる口内炎の種類とそれぞれの対処法についてご案内します。
治らないと思っていませんか?白い口内炎
白い口内炎とはどんな口内炎?
口内炎とは、口の中の粘膜が傷ついたりして炎症を起こす症状のことを言います。口内炎も白く腫れるものと、そうでないタイプの口内炎があります。この白く腫れる口内炎にも三つの種類があります。
口の中が白く腫れてクレーターのような形になるアフタ性口内炎、ブツブツ状の斑点が広がっていくカンジタ性口内炎、そして口の粘膜が分厚く白くなるニコチン性口内炎、さらには重大な病気の初期症状として口の中が白くなる場合もあります。
それぞれについてよく知識をたくわえておく必要があります。
もっとも発症率の高いアフタ性口内炎
アフタ性口内炎とは、食事やガムを噛んでいるときなどに誤って口の中を噛んでしまったり、疲労の溜まっているときに口の中、頬の内側やくちびるの裏側などにあらわれる白い炎症のようなもののことを言います。
アフタとは潰瘍(かいよう)のこと、つまり口の中が傷や細菌の繁殖によって炎症を起こしてしまうのです。白くなるのは、潰瘍が進行しないように傷口の血液が固まり、タンパク質による膜ができるためです。
真ん中がくぼんだクレーターのような形になることが多く、その縁は赤く腫れています。アフタ性口内炎はもっとも発症率の高い口内炎として、口の中のどこにでも起こりやすい疾患です。
複数のアフタ性口内炎が同時に発症することもあれば、複数のアフタ性口内炎が合体することもあります。痛んだり、食事の妨げになったり実にやっかいな口内炎なのです。
苔のような斑点!カンジタ性口内炎
カンジタ性口内炎とは、カンジタという細菌が口の中で増殖して起こる口内炎です。カンジタ菌というのはカビの一種、白い苔のようなものです。口の中で点々と繁殖したり、地図のような形で増殖していきます。
しかしながらカンジタ菌は普段から口の中に存在する菌なのです。ですからなくすことはできません。ある一定基準を超えたときに白い苔となって口の中にあらわれるのです。
そうなるのは病気や体調不良のとき、あるいは幼児や高齢者などのように抵抗力が弱まっているときに菌の繁殖が活発化されるからなのです。
口の中が乾く!ニコチン性口内炎
ニコチン性口内炎とは、その名のとおりニコチンによる口内の炎症です。すなわち煙草を長い期間にわたって多く吸っている方など、口内の粘膜が白く分厚くなる傾向にあります。
人によっては赤い斑点ができたりします。まず煙草に含まれるニコチンがビタミンを破壊します。なおかつ熱い煙を吸うことによって口の中が乾いてしまい、より口内炎が発症しやすい状況を作ってしまうのです。
また一度でもニコチン性口内炎を発症してしまうと慢性化する可能性があります。やがてガンを発症してしまう危険性もありますので、早期発見の早期治療はもちろん、喫煙をひかえることも考えなければなりません。
では、どうやって治す?
口内炎というものは、一般的には放置しておいても1~2週間で自然に治っていくものです。ただし傷口をあまり刺激しないことが大切です。
マウスウォッシュやうがい、塩やハチミツを刷り込んで殺菌することも効果的です。口の中の清潔を保つこと、炎症をうながすような刺激的な飲食をひかえることが大切です。
さらに口内炎になるいちばんの原因は抵抗力の低下です。十分な休息をとり、ストレスを溜めないような生活を心がけましょう。だからといって煙草を吸い過ぎることはまた逆効果となります。
いずれにせよ口内炎は生活習慣というものが大きく影響をおよぼします。見直していくことが大切です。2週間を過ぎても赤みが消えずに炎症が治まらない場合には、がんの初期症状という可能性もあります。必ず医師の診断を仰ぎましょう。
まとめ
治らないと思っていませんか?白い口内炎
白い口内炎とはどんな口内炎?
もっとも発症率の高いアフタ性口内炎
苔のような斑点!カンジタ性口内炎
口の中が乾く!ニコチン性口内炎
では、どうやって治す?