皆さんは 口内炎 を発症したとき、 食事 はどうされていますか。なかには、数日間お水だけでしのいだ経験のある方もいらっしゃることでしょう。しかし、栄養不足は自然治癒力を減少させることにつながりかえって治りが遅くなるケースもあります。
口内をいたわりながらつらい思いをなるべくせずに、適度な栄養を摂取する方法をご紹介いたします。
口内炎を食事の改善で乗り切る方法とは?
まずは口内を清潔に
口内炎になったら、まずはうがいをやさしく5回ほど行い、歯磨きをしましょう。歯磨き粉はつけなくても大丈夫です。最低限の汚れは落とせます。口内がさっぱりしたら、今までに口内炎になったことのある方は今回の状況はいかほどのものか、把握しましょう。
初めての方は、そっとして対策を考えます。どんなに身体が丈夫な方でも、口内炎になれば皆平等に食べ物がしみて食べるのがつらくなります。飢餓状態になると自然治癒力が内側から増してくるという考え方もありますが、これはじっと安静にしていられる場合でなければ期待できないという見方が多数派です。
日々の生活に追われながら口内炎を治さなければならない市井の人々にはすすめられません。一般に口内炎はビタミン不足になると発症しやすいとされています。粘膜を丈夫にするためには良質なビタミンの摂取が欠かせません。
サプリメントよりも食べ物から摂取したほうが身体の血肉になります。ビタミンAはニンジン、カボチャ、ホウレン草などの色の濃い緑黄色野菜に多く含まれています。お味噌汁はしみやすいので、野菜スープやおかゆにすると食べやすいです。
固形スープの素などは使用せず、お出汁をほんの少し入れてあとはお野菜の成分で味を整えるつもりで作りましょう。
ビタミンB2はレバーに多く含まれますが、ヨーグルトなどの乳製品が口当たりがやさしくて良いです。ビタミンCは果物からを小さく切ったりミキサーにかけてヨーグルトに混ぜたりすると、それほどつらい思いをせずに食べられます。
できれば控えたい食べもの
食欲があるのは生命力があるということですから、良いことではありますが口内炎のときは治るまで我慢したほうがより美味しく食べることができます。
お見舞いにキムチやフライドチキンを持っては行かないように、口内炎のときも香辛料の入っているもの、塩気の多いもの、熱すぎるもの、酸っぱいもの、冷たすぎるものなど通常より刺激の強い食品は控えたほうが無難です。
一晩休んで治りかけたものが、朝からアイスクリームを食べて悪化しては1日が大変です。また、忘れがちなのが飲み物です。ふだんは刺激物として意識していないかもしれませんが、アルコールや炭酸飲料、コーヒー、紅茶、ココアなども十分すぎる刺激物です。
飲み物もお菓子も、砂糖を多く含むものはノドが乾きますし身体内でビタミンやミネラルを消費してしまうので、ぜひとも控えたいところです。
治ったあとも労わる
レーザー治療などと異なり、食事療法は即効性はありません。しかし続けているうちに身体をきれいにする効果もあり、いつも通りの食事をしているよりも治りが早まることはほぼ間違いありません。そして口内炎が治ってからも、ビタミンなどを毎日摂取するようにしましょう。
果物を毎日食べる習慣のない方には大変かもしれませんが、みかん1こ、キウイ1こで良いのです。ビタミンは脳の活性化にも効果がありますし、風邪もひきにくくなります。口内にやさしい食べ物は熱すぎず冷たすぎず、なめらかな舌触りのものです。
適度に固いものを咀嚼することももちろん大切ですが、食べ物をていねいに口へ運び、ていないによく噛んで飲み込むことをイメージしてみてください。ヒトや動物の赤ちゃんに気をつかって食べ物を与えるくらいの慎重さをご自身にも少し取り入れてみてはいかがでしょうか。
良い栄養、良い睡眠、そしてストレスを解消することがいちばんの回復、予防につながります。
まとめ
口内炎を食事の改善で乗り切る方法とは?
まずは口内を清潔に
できれば控えたいもの
治ったあとも労わる