口内炎 を発症するとビタミン剤などを飲んで治そうとお考えになる方も多いことでしょう。
しかし本来は 食事 の内容を見直すことで治癒が可能です。そのほうが経済的ですし健康にも良いので、 レシピ の基本を頭に入れてご自身でアレンジしてみてください。
薬に頼らない!食事で治す口内炎のレシピ
ビタミンをたっぷり摂る
口内炎の治癒にはビタミンが欠かせません。野菜をたくさん食べるのは面倒くさいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ふだんの何倍も摂取しなくてはと気負うことはありません。
お味噌汁に大根やカボチャ、小松菜、ほうれん草、キャベツ、白菜、人参、玉ねぎ、しいたけ、なめこ、わかめなど好きな具材を入れてしまえば良いのです。
野菜やきのこ類、海藻類に多く含まれるカロチンBは体内でビタミンAとなって口腔内の粘膜を正常に保つはたらきをします。カロチンBを失わないように注意すべきは味付けです。
お味噌汁もスープにするにしても、うす味を心がけましょう。お味噌はいつもの3分の1くらいの量、市販の固形や粉末のスープの素を使用するときは目安量の4分の1くらいの量で十分な味がつきます。
お味噌やスープの素を使わずに、だし汁を適量に加えるだけでもあとは野菜やきのこからの煮汁で十分味が整います。
カツオだしは口内炎には刺激が強いかもしれませんので、牛乳を少し入れるとマイルドな味になり患部にもしみにくくなります。
ご飯は柔らかめに炊いてそのまま食べても良いですが、ビタミンBを多く含む納豆や梅干し、ひじきをまぜると効率的に栄養を摂取できます。
まぜてお粥にするとより食べやすくなります。
口内を休養させるレシピ
寝る前にお風呂に入ったほうが寝つきが良いように、口腔内もお休み前に休息準備をすると治りが早くなります。
お風呂上がりにはアルコールや冷たい飲み物よりもやや温かい飲み物を口にしたほうが口腔内もお休みモードになります。
牛乳をみるのもストレスという方にはおすすめできませんが、ホットミルクは最もお金がかけずにビタミンBやタンパク質を摂取できるので体調を整えるのに適しています。
甘くないと飲めないという場合は、白砂糖はからだを冷やす効能がありますので、黒砂糖を少し入れると良いです。
または、はちみつもおすすめです。はちみつの粘性は患部を幕を張ったように保護してくれますし、食べ物や飲み物の刺激を受けにくくなります。抗菌・消毒作用もありお砂糖よりも薬代わりになります。
牛乳は是が非でも口にしたくない方にはホットヨーグルトを提案します。ヨーグルトにはちみつをかけても美味しいですが、食べすぎには注意しましょう。
お腹がゆるくなると睡眠をたっぷりとるどころではなくなってしまいます。少し物足りないな、というくらいでガマンしたほうが口腔内にもからだにも喜ばれます。
控えるべき食べもの
ビタミンをふだんよりも多く摂取していれば、あとは何を食べても良いということにはなりません。
口内炎はとてもデリケートな病症です。刺激の強い食べものはしばらく控えましょう。カレー、マーボー豆腐、キムチ、唐辛子などの香辛料は御法度です。
牛乳を飲みながらこれらを食べようと試みるのはやめておきましょう。
果物もすりおろしたりんごやみかんを少量ヨーグルトにまぜる以外は慎重になったほうが安全です。メロンやオレンジ、キウイ、パイナップルなどはアレルギー反応を起こしやすい陰性果物で危険です。
お砂糖やオリゴ糖、清涼飲料やアルコールもできれば一切控えたほうが治癒は早まります。栄養として人体にそれほど必要ではない添加物や香辛料、アルコールは口内炎の治癒を妨げます。
また酢の物などのすっぱいものも刺激が強すぎるので控えましょう。お味噌汁やスープ、ホットミルクなどは熱すぎず冷たすぎず、体温くらいの温かさにします。
季節によっては美味しくなさが際立つでしょうが、治療中の食事と思ってガマンしましょう。
口内炎が治ったあとも刺激の強い食べものや飲み物は、体調の良いときに週に1回ほどの頻度にしたほうが再発の予防になります。
治った途端に早食いや大食い、暴飲暴食をするのはやめましょう。
まとめ
薬に頼らない!食事で治す口内炎のレシピ
ビタミンをたっぷり摂る
口内を休養させるレシピ
控えるべき食べもの