思い返せば、小学校入学以来徐々に 首が痛い 時間が増えて、いつの間にか慢性化している方は少なからずいらっしゃることでしょう。
勉強や仕事の合間に首を回すくらいでは治らず、大人になるとはこういうことかと諦めて我慢できるうちは良いですが、本当に辛くなったらやせ我慢せずに病院へ行きましょう。
姿勢を正しても首が痛い!!ほかの原因は?
首が変形している
頭を支えるために首の骨(頚椎)はおおよそ6~8kgほどもあります。不自然な姿勢で長時間頭を支えれば、必然的に首が痛くなります。成長期を過ぎれば骨の病気やケガ以外で骨が変形することはないということはありません。
前かがみになる仕事を続けて猫背になったり、突き指を放置して指が曲がってしまうように、長年の蓄積で首の骨が変形することはあります。
日常生活や睡眠中に首に負荷をかけていないか振り返ってみましょう。一日中パソコンとにらめっこしていたり、電車やベッドでスマートフォンや携帯のとりこになっていては首だけでなくからだ全体が強ばります。
就寝間際までテレビやパソコン、スマホと触れ合うと寝つきが悪くなり首やからだの疲労回復の妨げになります。
また、首の後ろに痛みがある場合は、老化現象の始まりの可能性が大きいです。個人差はありますが、椎間板は30代くらいから老化が進行しています。
姿勢の悪さやスポーツのしすぎによる負担は青少年の頃よりも増加します。スポーツをしていない同年代と自分は違うのだ、などと過信せずに無茶をしないのも大人の嗜みです。
心身のストレスや病気によるもの
過度の緊張などで偏頭痛を発症し、血流が悪化して首が痛くなることがあります。ストレスを減らす努力を、と言われてもなかなか現代社会ではむずかしいのが現実です。そこで提案するのがストレスを減らすことではなく、パターン化したストレス対処法です。
たとえば、一つの仕事を終わらせたらチョコを一粒食べるなど小さなことで良いのです。食べ過ぎは内蔵に負担をかける一方でかえってストレスを増やしてしまいます。太ったり意志の弱い自分に嫌気がさしてそれもまたストレスになり悪循環を招いてしまいます。
一番お金のかからない方法は睡眠です。環境が許せば10分ほど仮眠をとるとスッキリします。睡眠不足は老若男女問わず最もホルモンバランスが乱れる原因です。
寝不足でミスを連発し、自律神経は乱れ血流もますます悪化して首の痛みも限界に達し、突然首が回らなくなった…となる前に自分の身は自分で守りましょう。
思い当たるストレスはないのに首筋が痛む場合は、内臓疾患や甲状腺の異変が考えられます。また、食後に定期的に首が痛くなるような気がするケースは食道けいれんや胆石症、逆流性食道炎の疑いがあります。心配になったら内科で診てもらいましょう。
首の筋肉をほぐすストレッチ
首の痛みやコリは血の巡りを悪くしていますので、リンパの流れを良くすれば顔のむくみもとれて顔色も免疫力もアップします。まずは首を時計回り、反時計回りにゆっくり回します。やりすぎると筋肉を痛めますので注意しましょう。
続いて肩を前回し、後ろ回しすると血流もアップします。最後に頭の後ろで手を組み、そのまま下を向いて10秒ほど軽く押し付けるようにキープしてください。頭を戻して10秒ほど休んだら、また下へ倒してください。理想としては、全身運動も行うのがベストです。
自律神経は全身に張り巡らされていますから、全身に血液と栄養、酸素を送らなくては首だけ調子が良くなったということにはなりません。
特に、ジャンプをすることは自律神経を整えるのに効果があります。力を抜いて20~30回ほど跳んでみましょう。深呼吸をゆっくり10~20回ほど行うとさらに効果が期待されます。日常の積み重ねによって痛めた首を治すには、やはり日頃の継続がいちばんの近道です。
まとめ
姿勢を正しても首が痛い!!ほかの原因は?
首が変形している
心身のストレスや病気によるもの
首の筋肉をほぐすストレッチ