「痛み」は、現代人の多くが抱えている症状です。中でも肩こりや腰痛と並び、首が痛いという症状を長期的に慢性化させてしまう人も少なくありません。 首が痛い 症状があると、一日やる気がでないこともありますので、早めのケアが大切です。 頭痛 との関連もあわせてご紹介します。
首が痛い症状と頭痛の関係
こんな症状ありませんか?
肩こりとも少し違う、首の後ろにじんわりと違和感を覚える場所がある。痛みや違和感を解消するために、何度も頭を前後左右に倒しストレッチをしてみるが、逆に首の痛みがひどくなってしまう。
肩こりや腰痛、頭痛などのように、多くの人は首に何らかの慢性化した不調を抱えていることがあります。運動不足?お酒の飲みすぎ?それともデスクワークが関係しているのでしょうか?
慢性的に首が痛いと悩む人は、根本的な原因をつきとめることで、症状緩和や再発防止に役立てることができます。あなたの場合は何が原因となっているのでしょうか?
首が痛い原因
首が痛いと頻繁に感じるのには、骨の構造が大きく関係していると想定できます。一般的に首と呼ばれる部分には、頸椎を呼ばれる7つの連なった骨があり、頸椎があることで、頭部を支えています。
頭部の重さは、実に5キロから7キロもあるといわれており、体を横にするとき以外は、常に頸椎に多くの負荷がかかっているといえます。
頸椎は、人により長さが異なってくるのですが、おおよその目安としては、手の中指ほどだと言われているのですが、この頸椎にかかる頭部の重さは、首を前にかたむけるほどに負荷が大きくなっていきます。そのため、時として頸椎部分に痛みを感じることになります。
また、頭を支える7つの頸椎と頸椎の間には、椎間板と呼ばれるやわらかい骨があり、頸椎どうしが互いに削りあわないためのクッションに似た役割をしています。しかしこの椎間板は長い年月をかけ徐々に圧迫されることにより変形してしまいます。
変形した椎間板は、やがて頸椎周辺に張り巡らされている神経を刺激するようになります。この神経への刺激が原因となり頻繁に首が痛いと感じることになります。
この症状は椎間板ヘルニアと呼ばれる、特に中高年以降の人たち、赤ちゃんを抱っこするママ、重い荷物を頻繁に運搬する人たちに多くみられる症状です。
首が痛いことで頭痛が起こるわけ
首が痛いという症状と同時に、頭痛を感じる人も多いです。首が痛い症状と頭痛の関係はどんなものがあるのでしょうか?首が痛い原因別に関連性をご紹介します。
首が痛い症状の原因として「肩周辺にある筋肉の硬直が関係している場合」は、首から頭にかけての血液の流れが悪くなってしまっている可能性があります。
血流悪化が継続するとどうしても頭部に必要な血液が届かず、一緒に運ばれるべき酸素も行き届かず頭痛を引き起こしやすくなってしまいます。
首が痛い症状の原因として「緊張からくる血流の低下と関係している場合」は、首が痛いという症状とあわせ、頭痛が起こることが多いです。
これは、「緊張型頭痛」と呼ばれるのですが、慢性的な頭痛に悩む人の多くが、これに当てはまると言われています。この場合の首が痛い症状は、後頭部から肩にかけて感じるという特徴があります。
緊張型頭痛とよく似た首が痛い症状を引き起こすものには、「頸性頭痛」があります。頸性頭痛は、頸椎にできたでっぱりやずれなどが周辺にある神経を刺激し起こると言われています。痛み方の特徴としては、首が痛いだけでなく、後頭部から肩の下までに痛みを感じことがあげられます。
首が痛いときの対処法
首が痛いときは、原因にあわせ対処法が異なってきますので、まずは首が痛い原因を明確にすることが大切です。
肩周辺にある筋肉の硬直が首が痛い原因の場合、筋肉をやわらかくする対処法があります。温めたタオルを肩に当て硬直をほぐす方法や、マッサージで血流改善を試みることも有効となりますが、首が痛いというときは、無理にマッサージするのは避けてください。
緊張型頭痛が原因で首が痛い場合は、緊張をほぐす意味でも、肩から首にかけてのストレッチを日常的に取り入れてみてください。首が痛いときのストレッチはおすすめできませんので、首が痛い症状が治まってから毎日の日課にすると、痛みを起こしにくくなります。
頸性頭痛からくる首が痛い症状の場合、自己判断は禁物です。特に肩をほぐすため首を廻したり、肩をもみほぐす対処法は、逆に症状悪化につながりますので、まずは専門医に相談してください。
まとめ
首が痛い症状と頭痛の関係
こんな症状ありませんか?
首が痛い原因
首が痛いことで頭痛が起こるわけ
首が痛いときの対処法