突然首が痛くなる、動かなくなるといった経験をされた方もいらっしゃると思いますが、首が痛くなることには様々な原因があります。単に筋肉を損傷してしまった場合から重度なものまであります。
今回は数多くある 首痛み の 原因 をご紹介し、対処法までご紹介します。
つらい首痛み!その原因は?
首はとても大切な場所!
首には7つの頸椎が存在しています。この頸椎の中には脊髄といわれる脳からの命令を身体全体に送る神経の束が入っています。脊髄には生命を維持するためにとても重要な機関であり、もし脊髄を損傷してしまうと、呼吸不全や麻痺などの症状が身体にあらわれます。
脊髄のほかにも頸動脈や気道(食道)、気管などが首には備わっているため大切にするべき部位になります。
首の痛みの原因は?
首の痛みの原因は、大きくわけて3つが考えられます。1つ目は、首の筋肉の損傷によるものです。これは寝違えてしまった場合や急に首を動かした際に起きます。
2つ目は、頸椎に問題がある場合です。頸椎とは、首の骨のことをいい、7つの円盤状の骨が縦に連なって首を形成しています。この頸椎が圧迫や変形、ヘルニアなどの症状によって痛みを引き起こされている状態です。
3つ目は腫脹や感染症、骨折などが関与している場合です。
首の痛みは生命の危険を伴う場合もあります。特に原因の2つ目にある頸椎の圧迫や変形による脊髄神経に支障をきたすような怪我の場合にはすぐに病院での検査をすることをおすすめします。
ストレスが原因で首が痛くなる!?
毎日忙しく働いている方や、強いプレッシャーを多く感じる方などはストレスが原因となって首が突然痛み、動かすことができなくなるといった場合があります。
これは、ストレスにより自律神経が乱れてしまい、首周辺の胸鎖乳突筋や肩甲挙筋、斜角筋の持続的に緊張してしまうためです。首は急に痛みを発し、動かなくなってしまうと感じますが、実はストレスによって弱く筋の緊張は起きています。
ただし、この時点では痛みも筋肉の緊張も自覚症状がないため、事前に気が付くことができないのです。痛みが発症してしまうと首を動かすことすら困難なので、できるだけストレスを溜めないような生活を心がけましょう。
脊髄神経を損傷しているかセルフチェックしてみよう
首の痛みがある場合の脊髄損傷があるかないかの簡単な鑑別方法を紹介します。
まずは、ボタンのかけ外しや箸の使用、文字が書きにくいなどの巧緻障害です。
つぎに、歩行時に足ががくがくする、つまずきやすくなっている場合の歩行障害です。最後に排尿や排便がうまくいかない膀胱、直腸傷害の3つに当てはまると脊髄神経を損傷している可能性があるので、注意が必要です。
これら1つでも当てはまることがある方は、念のために病院で検査をしてもらうことをおすすめします。
首の痛みの対処法は?
基本的な対処の仕方は、痛みのある場所が熱を持っている期間(だいたい2~3日程度)は氷などで患部を冷やします。3日以降も痛みがある場合は、患部に熱感がなければ先ほどとは反対に患部を温めていきます。
このときに熱感がある場合はまだ温めず冷やすことを続けてください。時間はだいたい20分を目安とします。これを続けることによって痛みも楽になってくるといわれています。
ただし、痛みがいつまでも続く場合には椎間板ヘルニアや靭帯の硬化症などが考えられるので、早いうちに病院での診断をおすすめします。
また寝違えてしまった場合などの筋肉を損傷した場合はだいたいが2~3日で痛みが引いていきます。ただ、早く治したいからといって、無理にストレッチや治療をおこなうとかえって痛みを悪化させてしまい、痛みが長引いてしまう場合もあるので気を付けましょう。
まとめ
つらい首痛み!その原因は?
首はとても大切な場所!
首の痛みの原因は?
ストレスが原因で首が痛くなる!?
脊髄神経を損傷しているかセルフチェックしてみよう
首の痛みの対処法は?