ご自宅でのリラックスの一つとして、 マッサージオイル を使ってセルフマッサージをしてみたいとお考えの方は多いことでしょう。
マッサージオイルはお店でも購入できますが、より自分好みにするにはご自分で作るのも楽しいものです。試行錯誤しながらコツコツ作業してみるのも良いでしょう。
意外とカンタン!マッサージオイルの作り方と使い方
控えめに調整する
細かいことは苦手だし、不器用だしおっちょこちょいだから私には向いていないかも…とあきらめる前に必要なものを購入してしまいましょう。
精油と希釈用オイル(キャリアオイル)、お好みのオイルが揃えば大丈夫です。店頭にはいろいろな商品が並んでいますが、いきなり高価なものではなく失敗してもストレスにならないくらいのお値段のものを選んだほうが無難です。
ほかに用事の入ることのない夜などに作るのがおすすめです。作り方はカンタンにいうと混ぜるだけです。
精油を希釈用オイル(キャリアオイル)に混ぜます。濃度が1%以下となるようにします。通常の精油のボトルについているドロッパーは、一滴が約0.05mlになるように調整されています。精油2滴であれば、希釈用オイル10mlで1%以下になります。
複数の精油をブレンドする場合も、トータルで1%以下になるように調合します。ただ初めてのときは1種類の精油で試したほうが、ご自身の体質に合っているかわかりやすいです。
また、お子さまには刺激が強いので精油は使わずに希釈用オイルのみでマッサージすると良いです。乳幼児のお子さまには何も使わずに軽くマッサージするくらいで十分という見方もあります。
心身を温めてリラックス
マッサージオイルが完成したら、早速全身にたっぷりつけたいところですがまずはパッチテストをしましょう。
二の腕の内側など肌の柔らかい部分にオイルを500円玉くらい塗り1日経過観察します。赤くなったりかゆくなったり湿疹が出ないとも限りません。症状が出た場合は、もったいないですが作ったオイルは処分となります。
もしくは木製のもののツヤ出しに使ってみるのも良いかもしれません。パッチテストが無事に終了したら、オイルを手のひらに適量とります。
体温でオイルを温めてから、薄くのばします。浸透するように力強くすることはなく、軽くマッサージしながらリラックスします。リラックスしていなければ効果は半減しますので、深呼吸はできなくてもふだんよりも深くゆっくり呼吸することを心がけましょう。
滑りが悪くなったらオイルを追加します。マッサージ中に来客などがあると困りますから、時間はよく考えましょう。
またパッチテストでは気がつかなかったけれど、全身に塗ったら香りで気分が悪くなったということもあります。そのときはさっさと中断しましょう。
周辺環境の工夫
お金をかけてマッサージオイルを作ったのですから、その効果は最大限に引き出したいものです。血流の良し悪しは最も効果を左右しますから、お風呂のあとにマッサージするのが理想です。そして室温も暑すぎず寒すぎない温度・湿度に設定します。
照明を少し暗くするほうがよりリラックスできます。音楽を流すのも良いですが、大音量ではなくささやかに聞こえるくらいの音量でクラシックなどが自律神経を高ぶらせず心地よいです。だからといってテレビを観ながらではダメだということはありません。
ご自身でリラックスできていると実感できるのであれば、気分は大切ですからそれがいちばんです。マッサージは長くても1時間ほどで終えるようにしましょう。
長時間していても肌も疲れてしまいます。またマッサージオイルは薬ではありませんので、皮ふにケガをしているときなどはマッサージはお休みしましょう。
マッサージオイルが自然治癒力を高めたりすることはほとんどありません。あくまでも気分転換、リラックスのお供であってこれで健康になるなどというものではないと頭に入れておいてください。
マッサージのあと、ベタつきが気になるときは洗い流すのではなく、布でやさしく拭き取りましょう。リラックス後に水で肌を刺激しては本末転倒です。
まとめ
意外とカンタン!マッサージオイルの作り方と使い方
控えめに調整する
心身を温めてリラックス
周辺環境の工夫