皆さんはご自身の姿勢に自信をお持ちでしょうか。極端に悪いわけではないけれども、褒められるほどでもないという方がほとんどではないかと察せられます。
猫背を治す ことによって舞い降りる幸せは想像以上のものがあります。習慣にするまではつらいかもしれませんが、頑張ってみてはいかがでしょうか。
猫背を治すと今すぐ人生も変わる!!
姿勢が悪いと余分に疲れる
猫背がからだに良くないというのは迷信ではなく、本当のことです。姿勢のクセで一部の関節にいつも負担がかかるようになり、体調不良や病気の引き金になります。
片足をくじいたときに、もう片方の足に負担をかけ続けて両足を痛めてしまうことがあるように、関節への負担というのは侮ることができません。ご自身ではその状態がいわば通常となっていて気づいていらっしゃらないかもしれませんが、全身の代謝にも影響を及ぼしています。
長年に渡って一部の特定の筋肉や関節にのみ負担をかけていると、代謝や血流まで悪化してしまうのです。そうなると痩せにくい体質にもなりますし、自律神経も乱れて疲れやすくなります。
だからといって、今すぐ背筋を伸ばしてガマンすればOKということでもなく、骨格の構造を意識しながら負担を分散させる姿勢を身につけなければ長続きはしません。正しい姿勢というのは、力は必要としません。
肩の力を抜いて、疲れにくい姿勢こそが「良い姿勢」です。つまるところ、しばらくするとどこかが疲れるような姿勢は「猫背=悪い姿勢」です。ちなみに「カッコ良い」姿勢というのはまた別の話になります。
みられていると思えば、できる
寝ている時間よりも座っている時間のほうが長い方は多いですから、「姿勢よく座る」ことは欠かせません。正しい座り方はソファーなどのやわらかいところではなく、背もたれのあるふつうの椅子で練習しましょう。
①足先が圧迫されない程度に床についた状態で座ります。②ひざが90℃になるように調整します。③胸を張らないようにします。姿勢が良い=胸を張って背中がスッと伸びた状態をイメージしがちですが、これはみるからに不自然で背中や太ももに負担がかかります。
④背中を丸めないように気をつけます。反らさず、丸めず、アゴを前に突き出さず、を心がければ猫背ではなくなります。背中の延長線上に頭がポンと乗っているのが理想の姿勢です。
次は「姿勢のよい立ち方」です。①左右均等にバランスをとります。ほとんどの方は片足に重心をかけて楽をしています。片方に荷物を持っていればなおさらです。1時間おきに持ち替えるなどして負担を分散させましょう。
②足の親指側に重心をおきます。意識しないと小指側に重心をおいている方のほうが多いようで、これはO脚やガニ股の原因にもなります。
③座っているときと同様、頭をまっすぐにします。この姿勢で、歩くときにはみぞおちから足を前に出して歩くと背筋が伸びてカッコ良くみえます。
からだを思いやる
「姿勢が良くて素敵だな」と目をひく方は呼吸もしっかりしています。深呼吸をするには胸が開いている必要がありますから、自然と姿勢も整っているのです。ふつうにしていると深呼吸をする機会はなかなかありません。
1セット20回として1日3セットほど深呼吸を行う習慣をつけると、前向きな気持ちにもなれますしストレスにも強くなります。ストレスに耐えられるかどうかは人生経験も大切ですが、体調も大きく関わってきます。
したがって良い姿勢で深呼吸をするためには、体型も整えるに越したことはありません。肥満で姿勢が良いというケースはほぼないといっても過言ではなく、関節や筋肉に余計な負担をかけています。食べ過ぎて胃腸に負担をかけることも姿勢を前のめりにします。
正しい姿勢は、からだ全体を思いやって初めて完成するのです。毎日勉強する習慣をつけること以上に努力が必要です。
まとめ
猫背を治すと今すぐ人生も変わる!!
姿勢が悪いと余分に疲れる
みられていると思えば、できる
からだを思いやる