姿勢が悪い、背筋を伸ばせと言われ続けて成長したあとは指摘すらしてくれなくなったという方は多いことでしょう。整体院・整骨院に行かないと治らないと諦めていらっしゃる方々に朗報です。
ご自身で 猫背を治す方法 をご紹介いたします。むずかしくて覚えられないものではありませんので、まずはお試しになってみてはいかがでしょうか。
始めれば改善できる!猫背を治す方法
動く気になればOK
ご自宅では必要最低限以上の動作は行わずに、とにかく楽に過ごしたいという方には苦役でしょうが、全く疲れずに猫背を治したり体重を減らす方法はありません。猫背が常態化していると、そもそも「正しい姿勢」とはどんな感じだったかすっかり忘れているかもしれません。
背筋を伸ばして直立不動で立ってみたり、壁に背中をつけて立ってみたりするよりも確かなチェック方法があります。それは「ひざ立ち」です。平らなところでひざ立ちしてみましょう。自然にスッと背筋が伸びます。このときつま先はベタッと寝かせずに立てて(すぐに立ち上がれる状態)ください。
このまま立ってみたときの姿勢が現時点で最高の「正しい姿勢」です。
では早速ストレッチを始めましょう。お風呂上がりは血流も良く前向きな気持ちで取り組むことができます。
内向きの肩を広げるストレッチは①平らな場所で四つん這いになります(つま先は寝かせても良い)。②腹部に力を入れて引き上げて、背中を丸めます。体型によってはむずかしいかもしれませんが、できる範囲で大丈夫です。
③背中をガックンと下げて、背中を反らせます。10秒ほどキープして元に戻します。腕や腰が疲れたという方は休み休み3~10回ほど取り組みます。
次にまだ気力の残っている方は、上体起こしもします。①うつ伏せになり、背中で手を組みます。足を押さえてもらうとなお良いです。②背中の伸びを意識しながら反動をつけずに上体を起こします。息を吐きながらできるだけゆっくり行うと効果的です。
③余力があればそのまま5~10秒ほどキープします。1回よりは3回、10回できれば上出来です。
すいみん療法
ストレッチの後は就寝時間ですが、寝ている間にもできることがあります。それは「寝返りを打つ」ことです。起きている間は立っているだけでも重力と抵抗しながら生活しているので、からだは朝から徐々に歪んできています。
横になるだけで重力からほぼ開放されて寝返りで歪みがとれるなら、楽なものです。寝つく前に20回くらい寝返りしても良いでしょう。
寝具は硬めのほうが、より寝返りが打ちやすいようです。今やわらかい寝具を使用されている方は、自己投資として新品の購入をご検討しても後悔はしません。からだの歪みがとれて猫背も治り、顔色も良くなります。
味方にできるかは自分次第
自分だけでは不安なので塾や予備校に通うように、整体院・整骨院にも行ってみたいという方もいらっしゃることでしょう。お世話になるのは初めて、となると下手なところに引っかかりたくないと慎重になります。
同じ先生でも評価は人それぞれですが、ある程度情報収集していちばん良さそうなところに一度行ってみましょう。良い先生はきちんと説明をしてくださいます。
猫背の種類や、治療方法、治療期間、治る見込みまで一通りの説明がないところは止めておきましょう。整体院・整骨院にいるとき以外の日常生活上のアドバイスをしてくださる先生は親切でなかなか誠実な方です。
「歩くときはみぞおちから大股で歩くように」と見本を示してくれるような先生が理想的です。整体院・整骨院に行く時間はないので、矯正ベルトの使用を検討している方には再考をおすすめします。
矯正ベルトは装着している間は良いとして、外したあとは自力で正しい姿勢を保つ感覚や筋力は身についていませんから、猫背が治る見込みは低いといえます。つけている間は一応無理やり良い姿勢になっていても、肩こりや背中のコリに悩まされることでしょう。
まとめ
始めれば改善できる!猫背を治す方法
動く気になればOK
すいみん療法
味方にできるかは自分次第