皆さんは、 整骨院と接骨院の違い を理解されていらっしゃいますか。整体院と併せてごっちゃになっている方も多いのではないでしょうか。おからだの施術をしてもらうのに、曖昧なイメージのままでは危険です。ここでハッキリさせてから来院しましょう。
整骨院と接骨院の違いを予習して身を守る
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整体院
整体院の施術は全身が対象になります。具体的にどこを治すというより、その大部分は東洋医学的な身体観を含む改善療法です。脊椎や骨盤、肩甲骨、四肢などの関節に対する施術です。
手足を使って関節や骨格、骨格筋の歪みやズレを整えて、日頃の心身の不調を改善してもらうことを第一の目的とする方向けです。
実は、整体院の開業には国家資格を取得する必要がありません。そのため一般的には専門学校に通って身体の知識や技術を学び、民間の整体資格を取得される方が多いようです。
なかには本場と言われる中国、韓国、インド、東南アジア諸国へ武者修行に出かけて経験を積み、帰国して開業する方もいらっしゃるようです。
民間資格、もしくは無資格でも開業は自由であるため、法律で医療行為とは認められていません。医療類似行為にあたります。したがって、健康保険が適用されません。リーズナブルなところ、有名料を含めて高額なところ、さまざまな整体院が凌ぎを削っています。
医療類似行為ということは、治療内容に制限はないということになります。どのような施術であれ、先生が「治療」と称したものはすべて正当な治療と認められます。
ときどき、わいせつ罪などで逮捕されている整体師さんがいらっしゃいます。特に女性の方は、あきらかなわいせつ行為でなくとも、「これはおかしい」と感じたら、周囲に相談したほうが良いでしょう。黙認して通い続けるとエスカレートする可能性が高く、危険です。
全体的に、整体院は少しお財布に余裕のある方向けといえます。整体師の実力はピンからキリまでいろいろです。最後は自己責任でまずは一度試してみることになります。
整骨院と接骨院は経済的
特に接骨院は骨接ぎ屋さんとも呼ばれています。言葉の違いだけで同じものです。骨をバキボキされるイメージを払拭させるために「整骨院」という新しい名称が誕生したのです。
全身ではなく、骨や関節が対象になります。急性または亜急性の抗力によって生じたケガに対して治療を受けることができます。
急性とは、捻挫や骨折・脱臼のように大きな力で発生したケガ、亜急性とは、ぎっくり腰や寝違いなど同じような負担が繰り返し掛かることで生じる首や腰の痛みのことです。スポーツ選手や運動部の子がよく通っています。
整骨院と接骨院は現代西洋医学に基づいた「柔道整復師」という国家資格を取得する必要があります。そのため、保険が適用されます。健康保険のほか、労働災害保険、自賠責保険なども適用されますので、お財布にやさしいです。
何となく体調が優れないが、病院では「異常なし」と診断され、湿布と痛み止めを処方されて帰された、という方におすすめです。
ただし、同時期や同じ日に整形外科やほかの整骨院、接骨院での同部位(同じ箇所)のかけもち保険治療はできませんので、ご注意ください。優先順位としては、ほかの重大な病気の隠れサインかもしれませんし、まずは病院を訪れたほうが良いでしょう。
どちらか迷ったら
整骨院、接骨院どちらも初めての場合は、まずは雰囲気に慣れてみるくらいで来院すると良いかもしれません。
気持ち良さよりも、他人に身体を触れられる気持ち悪さ、不快感のほうが上回るという方もいらっしゃることでしょう。ご家族や親しい方に揉んでもらったほうがリラックスできて良いという場合は、そのほうがとても幸せなことです。
まとめ
整骨院と接骨院の違いを予習して身を守る
整体院
整骨院と接骨院は経済的
どちらか迷ったら